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飲食業界経験0の私が間借りタコスをやる一歩を踏み出せた理由

会社員で飲食業界経験0の私が、タコスが好きすぎて間借りタコスを夢見てた話。
夢を見てたのは2年くらい前からで、いつか間借りタコスをやりたいとつぶやいていた。
そしていよいよ明日、キッチンに立ってタコスを振る舞う。
飲食店の仕事って、自分のしたことが目の前でダイレクトに反応がわかるものだと思う。だからとても緊張している。

だけど、ずっと言っていた夢が叶うのだから。
今回はこれまでの道のりを軽く振り返りたい。

学生時代のとき、メキシコでタコスを食べてその美味しさに感動した。
でも日本では食べれないよと言ったときに、メキシコ人の友人から『君が作ればいいじゃん』と言われたのが始まりな気がする。
当時は全く本気にしていなかった。

でも会社員としてまじめに仕事をしていく中で、いつの日か暮らしを楽しむことを忘れてしまった。そんなときに以前参加したナエドコで自分の理想の暮らしを考えるワークがあった。

当時考えていた理想の暮らし。下の方にこっそりタコス屋と書いた

暮らしを振り返ると私は、仕事も好きだけど適度に暮らしを楽しみたい人間なのだと気づいた。そしてメキシコの文化を愛し、ときにはメキシコ的な考え方(私の家はあなたの家だから好きにくつろいでねというおもてなし文化)を大切にしたいと気づいた。

少しくだけた夢、みんなに言ったら「へ??」と反応される夢を持つことを大切にしたいと思った。だって一度きりの人生だから楽しんだもの勝ちじゃない?そう思い、私はタコス屋さんになりたいと公言するようになった。

間借りという概念を知ってから間借りタコスやりたいととにかくいろんな人に伝えた。夢はとにかく口に出す。
SNSに投稿したり、友だちに言い続けた。
パートナーにも伝えて一緒に取り組むようになった。

そんなとききっかけになったのが年末にタコスを友人に振る舞ったことだった。


ゲストハウスに泊まったときそのときにある材料でタコスを作った。個人的には材料が揃わず、いいタコスが作れず反省していたが友人たちは「美味しい!」と食べてくれた。

1人の友人はフォトグラファーなので、『いつかタコスやるときに使って!笑』と素敵な写真をたくさん撮ってくれた。

無謀な挑戦を無邪気に応援してくれる友人の言葉が嬉しくて仕方がなかった。ここから私はこれまで自分たちのために作っていたタコスを人に振る舞うようになる。


ちょっとずつ自信をつけて、応援してくれる人も増えて、相変わらずタコス屋さんやりたいと言い続けていた。でも夢は口で言ってるだけではだめだ。
私は言ってるだけで、クオリティをそこまで上げようと努力してなかったし、どうやったらお店を出せるかわからず何も動いてなかった。

そんなとき、突然はっちさんから連絡がきた。

むちゃくちゃびっくりした。はっちさんとはお仕事で少しご一緒したことはあったけど、こんなオファーをいただけるかなんて感動した。
導いてくれる女神、救世主が突然現れた。

今思えば本当にすごいと思う。
そもそもはっちさんは料理上手ではっちさんがあげている料理の写真を見て私は勝手にファンだった。
そんなはっちさんは私のタコスを食べたことない。
私のタコスが不味いというリスクを負いながらも私に声をかけてくれたのが嬉しかった。

当時はっちさんは、スナックはっちというイベントを各地でやっていてゲストママを呼んでコラボしている。
ゲストママさんの挑戦を応援してくれる、むちゃくちゃ心強い存在だ。

はっちさんに顔向けできないタコスは作れない。
お客さんに提供するタコスのレベルまで行かねば。

そこから本気で取り組むようになった。
それまでは期限がなかったから必死でなかったのだけど、9月にスナックはっちをやると決まってからあっという間だった。

パートナーにも話をして休日を確保してもらい、2人で本気のタコス作りが始まった。


おいしいタコスを研究してPDCAを回す時間は楽しかった。
まだまだ美味しいタコスはたくさんあるけど、少しはマシなタコスができたと思う。

こんなきっかけを作ってくれたはっちさんには心から感謝している。
そして私の変な夢を応援してくれた皆さんにも感謝している。

いよいよ明日。人生初の間借りタコスを営業する。
失敗もあるだろうけどとにかく思いっきり楽しむぞ!

当日はタコスだけでなく、はっちさんのおいしいタパスも食べられます!
他のメンバーも占いやアクセサリー販売、耳つぼマッサージなどユニークなお店を出してるのでぜひ!

お酒もご用意しております!

こちらのnoteは前日夜に書いているのでこれからパートナーと夜な夜な仕込みをします。がんばるぞ!

ここまでお読みいただきありがとうございました!