若人よ、人生に無駄なものはない!!
私の大学の卒業論文は、
「金剛経における菩薩の考察」
でした。
金剛経は金剛般若経のことで、
数多い般若教典の中でも初期の経典である金剛経をもとに、
大乗仏教運動の中心となる菩薩という存在について考察したものでした。
B評価だったので少し残念でしたが、
この時に書いたことはその後ものすごく役に立っている。
何せ、
自分がお坊さんとなって金剛経を読む立場になったのだから、
驚きである。
大学生の頃は坊さんになるとは思わず仏教を勉強していました。
そして「なんでこんな将来に関係ない勉強をしなければいけないんだろう」
と毎日思って学生生活を過ごしていました。
その頃はネットや情報処理がもてはやされ始めた頃で、
そういう勉強を私もしたいと思ってデータベースとかの本を買って読んだりしてました。
結局データベースなんて一度も携わることはありませんでしたが、
金剛般若経はめちゃくちゃ読む。
人生に無駄なものはない。
若い人は今目の前の勉強は無駄だと思うかもしれないけど、
きっと何かに役に立つ時がくる。
私もデータベースで檀家管理しようかと思っている今日この頃である。