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A01 壁のキホン

こんにちは

3ヶ月で覚えるBIMをコンセプトに記事執筆をしているnanookです
ご訪問ありがとうございます

これまで数記事noteを書いていますが
ありがたいことに、とてもご好評をいただいています


私はこれまで
建築・内装 設計デザイン
営業
施工管理
積算業務

と、内装デザインに関わる、一連の仕事の流れを経験しました
現在は法人を設立し、インテリアデザイン事務所として活動しています

取得資格
二級建築士・一級建築施工管理技士・監理技術者を保有しています

その実務経験を通して
内装設計デザインが上達するコツとテクニックについて解説していきます



今回のnoteは
内装壁のキホンの記事です

この記事からタイトルをA番号に変えました
設計の基礎知識を理解しながら
実際に自分の手を動かしてBIMを理解していく
DeAGOSTINIのBIM習得版みたいなシリーズです

記事を作り込む時間も相当に掛かるのでDeAGOSTINI代だけお願いします

記事は、「〇〇のキホン」+「BIM exercise」の2記事の組合せでUPしていこうと思います


これまでの記事はこちら「もくじ」


キホン記事を書いていくにあたって
できるだけ、大きな概念から体系的に捉える視点で書いています
どの分野でもそうだと思いますが、細かなことばかり虫食い的に知っていても
優劣関係・コツの違いが多すぎて、応用が効かなくなってしまいます
伸び悩んでいる場合、木をみて森を見ずになってることが多いので、細かいものを入れるための引き出し=概念を大事にしています

読んでくれるあなたには、適当にかいつまんだ知識ではなく
順を追った体系として理解をして欲しいです
あくまで私の捉え方なので、やぼったいですがご容赦ください





1 内装壁のキホン

内装壁という言葉は、建築壁と区別するために使われます

建築壁は外側からの要素に対応し
内装壁は内側からの要素に対応しています

外側の要素とは:自然災害、外部の音や煙、侵入者、法規など
内側の要素とは:身体寸法、視覚的な色やカタチで気持ちにcontactする=情動機能

建築壁と内装壁は、建物の構成要素としてそれぞれ独自の役割を持ち
相互に補完し合う関係にあり建物の中での役割や構造が異なります



2 出店場所と法規制

・大規模商業施設への出店
この案件では、内装監理室が常駐し
法的・ビュジュアル的な指導を、管轄の建築指導課・消防、施設に代わり取りまとめています
また設計指針書・施工指針書というルールブックがあるため
二重三重に、法順守ができる構造となっています
内装設計者は、ルールブックに書いている内装制限を守り設計デザインを行います

ただ、不燃規定に関しては厳しすぎる設定をしていることは気になりますが
(問題が起こらないようにALL不燃縛りなど)
膨大な店舗設計を個別内応できないために致し方ない部分もあります


・路面店舗への出店
路面では、自らが主体的に法規を読み解き
必要あれば管轄行政を訪ね、自らの法解釈を説明・擦り合わせを行う必要があります

自らが建築資格の元に法を読み解き、合理的な形状・仕様を提示
行政はその法適用・解釈の是非を判断する場所です

まれに、別の似たような既存店を例に挙げ、なぜこの計画案件ではできないのか?
ということを行政側に問い正す人がいますが、これは絶対にしてはいけません
行政は、法の提案を基本的にしません。持ち込まれた解釈を判断する機関です
また、今後の担当者との関係にも支障を及ぼします

実際、上の話を聞いた時にかなり驚きましたが
建築基準法を知らない内装屋さんには、上のようなことを自信たっぷり本気で言う歴ウン十年の人もいます
そのような無知な見解のせいで、案件が間違った方向に進まないよう
建築も学び続けることが大事です


内装制限の適用対象は、火気を仕様する部屋、3階建て床面積500m2を超える建築物などなど、かかり方が多岐に渡ります
決定詳細については、本題を外れるので割愛します

ここでは、大規模商業施設への出店で建築基準法から内装制限がかかり
防火性能をもつ軽鉄壁を選択したとして次に進みます
(耐火性能とは違うので注意。耐火はおよそ建築壁として取り扱います)

内装壁の防火性能とは、壁が燃え広がるのを遅らせたり、炎や煙を抑制したりする能力のことを指します。それにより内部にいる人が避難する時間を作ることを目的に定められた法規制となります



現在もなお検証し執筆中なので
これからもどんどんnoteと内容を追加していきます
ある程度追加した時点で販売価格を上げるため
予めご了承ください 早めに購入いただくのがお得です

有料noteでは、以下のポイントを解説しています。
 ・経験で分かった考え方やコツ
 ・BIMを数ヶ月さわって理解した便利なデータ
 ・上記に関連したちょっとした小技・テクニック

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