夏よ来い

 やっと春だと暖かさを感じて、春休み中に服を買おうとリサイクルショップへと昨日。

 一つはお気に入りが見つかるそこで、また可愛い服を見つけてしまった。少しワンピースみのある、膨らんだ花柄のキャミソールだ。
正に夏を感じるようなその服をもって、コレだと決めて購入した。

 家に帰って買った服たちを、すぐさま母に渡して洗濯を頼んだ。乾いてからは弱でアイロンをかけ、家にあるいちばん大きな風呂場の鏡へ向かい、姿を何度も確かめる。この時間が服をいちばん好きになる瞬間だ。

 でも、肝心の春着る服が1着しか買えなかった。いつもこうだ。この間来ていた花柄のスカートも、去年の冬買ったもので、はやく春が来ないかと思っていたら、今度ははやく夏が来ないかと思ってしまう。これはきっと季節のないものねだりだ。

 気に入ったものにはぞっこんの私だから、今日もそのキャミソールを来て、鏡と対面したものだ。

 はやく夏が来ないかな