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これから載せる小説の紹介

小説の紹介

こんにちは。
記事を読んでくださって、ありがとうございます。

これから載せていく作品について、少し書かせてください。
「黒猫りんの物語世界」は、読みやすいように、ライトノベルに近い感覚で、統合失調症や、そのほかの心の病をえて、生きている人たちのことを書いたものです。
病気になって退院したばかりで、社会と改めてかかわるようになった時期の、ひとりの女性のお話です。

作品内には、幻聴や幻覚、妄想などの病気の症状で、苦しんでいる姿の詳細は、描かれていません。
その頃、私が出会った心の病の友人たちと、そういう話をしたことが、ほとんどなかったからです。
病になってからの新しい日常の仲間たちとのコミュニケーションを、切り取るようにして書きたかった、という思いがあります。

この作品を執筆していたころは、まだ、スマホではなくて、携帯電話が主流だったため、SNSでつながるだとか、そういう描写もありません。
コミュニケーションに使われる道具がどんなものかというのは、ものすごく人間関係の在り方に影響するので、今の若い子たちには、古く感じられてしまうかもしれませんが。

ちょっとだけ前の、統合失調症になった女性の日常を、読みやすいように、明るく描いていたものと思って、読んでいただけたら幸いです。

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