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その習い事、辞める?続ける?好きじゃない習い事を20年続けた私の話

いたって普通の私ですが、20年間ピアノ教室に通っています。
20年というとよっぽどピアノ好きに聞こえますが、実はそうではありません。惰性です。

でも惰性でだらだら続けていたら、ちょっとした気づきがありました。
20年間習い事を続けてみた私の話。

習い事を始めたい、辞めようか迷っている人、お子さんの習い事のことで悩んでいる人にも届いたらいいな。

習い始めたのは小学生の頃、母のひと言がきっかけでした。
「いつかピアノ習うのがお母さんの夢だったの。でも恥ずかしいからあなたが先に習って、偵察してきて」
なんと、母のためのスパイ。(笑)
私はピアノのO先生のもとへ送り込まれたのでした。

こうして始まったピアノですが、あまり好きではありませんでした。
家では練習をさぼりまくり。上達スピードは遅く、レッスンの時間はピアノそっちのけでO先生とのおしゃべりに夢中。
ピアノは嫌いじゃないけど、好きでもない。学生時代はおしゃべりのために教室に通っていたのでした。(これに月謝を払っていてくれた親に申し訳ない…。)

ピアノに対する思いが変わったのは社会人になってから。
ちょうど仲の良い友達が結婚してしまい、これを機に一人でできる趣味を探そう!と考えた時、ふと気づきました。
「あ、私にはピアノがあった。」

ピアノ人生18年目のことでした。サボり続けていた私はやっとピアノと向き合う姿勢になったのです。(時間かかった…)

そこからは次第にピアノにのめりこんでいきました。テレビからたまたま聞こえてきた曲を弾きたくて、一人暮らしの家に電子ピアノを置き毎日練習しました。O先生も私の変化に気づいてくれ、一緒に向き合ってくれました。

こうして弾けるようになった曲を、ストリートピアノで弾いてみたときの感覚は忘れられません。
指からメロディが生まれ、構内に響き、自分の耳に帰ってきた瞬間、何とも言えない達成感が胸いっぱいに広がりました。
日々のモヤモヤした気持ちも、奏でるという作業が解放してくれました。

続けてきてよかった。
今までの基礎をようやく活かすことができた。

習い事を20年続けてみて私が気づいたこと。
惰性でも、続ければいつか財産になること。
いつ本気になっても遅くはないということ。

習い事はどれひとつ興味なかったので、始めるきっかけをくれた親と、本気になるまで待っていてくれたO先生に感謝です。

興味なくても、始めてみる。
嫌いじゃないなら、やめない。

そういう選択肢もありだと思います。
現に20年後に開花した私がいます。(笑)

あなたはどう思いますか?





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