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【音楽】キエフの空 OCTET Sunaga t feat.Jukka Eskola-TRI4TH

 KRAFTWERKのRadioactivityを聴いて、MUTEBEATの「キエフの空」を思い出した。
 久しぶりに聴きたくなってググっていたらTRI4THが参加しているカバー曲を発見した。須永辰緒さんというDJがメインでカバーしているようですが、このジャズバージョン、凄く格好いい。

2011年の原発事故後に限定発売された曲だけど、現在聴くと、チェルノブイリや福島第一原発だけでなく、ロシアウクライナ情勢についても考えさせれる。福島第一原発原発事故以後、下請けで事故処理の現場に言った人の体験談を、講演会で聴き、大好きな従兄弟や元彼や、その他大勢の人が、経済の落ち込みでそうした現場で働くような情勢も今後起きうるのではないかと思っていた。

福島第一原発の歴史を調べて、年長者が原発の計画を止められなかったことや、そこにたいして責任も当事者意識も持たずに、偉そうに私たちの世代にお説教や助言をしてくることに、許せない気持ちでいた。

だけど、私も、若い世代にそうした負の遺産を押し付けた1人だと思うと、心苦しくなった。

そして現在も、社会情勢に対する不安な気持ちを他人に話したとしても、自分の生活に関わることとして捉える人が、ほとんどいないのには、強い危機感を感じる。私個人の悩みや不安に助言するというスタンスでしか意見を言わない人が多いことにも。

 これが他の国ならもっと怒るんじゃないの?、と思う。
日本人って、良くも悪くも、ふんわりしていすぎる気がして絶望することが多いけと、理不尽さへの怒りを内に秘めた音楽には、救われる気がした。

ちなみにMUTEBEATによる原曲はこちら。


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