こひつじ
GOT7ファン以外の人にも楽しんで貰えるよう、GOT7と妄想小説についての取り扱い説明書を増やして行きます♡
GOT7のマンネ、ユギョムの恋。 チョコレートシェイク2章 #got7で妄想
#got7で妄想 BL。 マンネの片思い編 KpopボーイズグループGOT7の最年少ユギョムが主人公の妄想小説です。
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部屋に戻って、ベッドに横になる。 ジニョンイヒョンは帰ってこない日だし、ジェボミヒョンたちも、ベムたちも、部屋にこもったまま出てこないし。 昼間、また話をしようって言ったけど。 本当にするのかな。 しばらく一人でマクヒョンを待ってたけど、戻ってこない。リビングにもキッチンにもいない。 何か用があるとかじゃないけど。ヒョンがいないと、落ち着かない。 僕は宿舎の中をウロウロする。 「マクヒョーン」 「ん? どした」 ヒョンは、洗濯機のそばにスツー
「一緒に寝たかったのに」 僕は小さな声で恨み言を呟いた。 さっきまで、言えないって思ってたのに。 そばにいたいって気持ちが強くて、もう恥ずかしさは消えた。 「ユギョマー」 「はい」 「俺も……気持ちは一緒だけど……襲われたくなかったら、さっさと寝なよ」 「えっ」 お、襲う? マクヒョンが? 僕を? どういうことっ。 「おやすみ」 「お、やすみなさい」 僕の声、多分動揺が透けてたけど。 とりあえず寝た方がいいみたいだから、目をぎゅっと閉じてみ
「ユギョミ、先に話して」 「あ、うん……あのね、マクヒョンには、ずっと好きな人がいるって思ってた。だから、ずっと片思いだって思ってたし、それで、だからほんと今もまだ、信じられなくて」 「あんなキスしたのに、信じられないの?」 目だけしか布団から出てないけど、マクヒョンが驚いた顔してるのがわかる。 「それは、」 「いないよ、そんなの。好きな子がいたのは、ユギョミじゃん」 「え」 「好きな子がいるって、俺に言ったじゃん」 「え?」 ヒョンが何のこと言ってるの
「幸せ、嬉しい、好き」 僕はヒョンの胸に顔をくっつけて、そう言う。 それを聞いてマクヒョンがケラケラ声を出して笑う。 「好き、すきすきめっちゃ好き」 ヒョンは面白そうにずっと笑ってる。 「ほんとにほんとに好き」 「もう分かった、分かったから」 ヒョンはそう言って笑うけど。 今までだって何度となくそうやって交わされてきたんだから。 ほんとに分かってんのかな、って。 何度も確かめたくなっちゃうんだ。 「俺の気
「ユギョミ。何してんの」 ヒョンが嫌そうな顔してくる。 僕はヒョンを自分の膝の上に座らせた。 「ヒョンが可愛かったから」 「生意気」 「ヒョン、かわいいとか言われ慣れてるでしょ、嫌なの?」 自分でした事だけど。ヒョンの顔があんまりにも近くて、なんか、ちょっと後悔。 急にぎこちなくなって、どんどん緊張してくる。 「べつに嫌じゃないけど。ユギョミの前ではヒョンでいたい」 「どういう意味」 「ヒョンの威厳、みたいな」 「なにそれ
「マジで。顔見せて」 ヒョンが僕の隣に座って、顔を覗き込んで来る。 「俺、ユギョミにいっぱい話したいことがあるんだ。聞きたいことも。ユギョミもだろ?」 ヒョンの優しい低い声が、心地いい。 僕は、ヒョンの目を見て頷いた。 「泣かないでよ」 「泣いてないよ、泣きそうになっただけ」 ヒョンが笑う。 「ほとんど泣いてるけど。マジで、なんでそんな可愛いの。好きだよ」 僕の顔を両手で挟んで、真っ直ぐに目を見る。 ヒョンっ
マクヒョンが、確かめるようにゆっくりと、優しくキスを落としてくる。 おでこ、両頬、まぶた、鼻。 お互いに無言で。 静まり返ったリビングで、小さく音を立てるヒョンの唇。 緊張もしてるし、この状況が何なのか全く理解できなくて、頭が真っ白だ。 明るいリビングの明かりに照らされるマクヒョンの妖艶な顔が、たまらなく綺麗で。 その目が僕を見ていることが信じられなくって。 「ギョミ…逃げなくて、いいの?」 ヒョンが鼻が触れるほど近くで、そう聞く。 本当は
早足で歩いて行くマクヒョンを追いかける。 リビングでヒョンに追いついて、その腕をパッと掴んだ。 「マクヒョンっ、待って」 今、行かせちゃいけないって感じた。 急に、何かが分かりそうな気がして。 どうしても今を逃したくないって思った。 「ヒョン、僕」 「ユギョミ、もうやめよう?」 立ち止まって振り返ったヒョンは、辛そうな顔して、僕の言葉を遮る。 「何を」 「この話、もうしたくない」 「僕は、したい、」 今しかない。 ヒョンを
音楽が鳴って、ダンスして、歌っている間は大丈夫。 ただそのことだけ考えて頑張れば、頑張る分だけ成果が出る。 だから、僕はただがむしゃらに踊った。 「何ユギョム、今日めっちゃ張り切ってんじゃん」 「昨日ベロベロで帰ってきたとは思えなーい」 「ヒョンっ」 ヨンジェヒョンにバレてたのに驚いて、思わずジェボミヒョンに聞こえてないか、確認してしまう。 なんか、怒られそうな気がして。 ジェボミヒョンとマクヒョンは、何か二人で話し込んでる。 音楽が鳴り止むと
まるで懇願するような、切羽詰まった。そんな目をしたマクヒョン、知らない。 ずっと、僕だけが辛いと思ってた。 ヒョンの視線を、ただ受け止めることしかできない。 心臓が掴まれたみたいに苦しくて。 何か、ヒョンが楽になることを言いたいのに、思いつかない。 僕は、ただヒョンの手を掴む手に力を込めた。 「そういうの、やなんだけど。でも……」 ヒョンの瞳が揺れて、急にハッとしたように目を逸らす。 「や、ごめん、なに言ってんだろ」
ご飯を食べながら、昨日のことを思い返した。 マクヒョンに感じ悪くしたこと、酔って帰って、ヒョンに話は明日にしようって言われたこと。 それと……。 勝手に一緒に眠ったこと。 そこまで思い出して、今さらハッとした。 スープが変なところに入って、むせる。 僕が咳き込んでいると、ダイニングに入ってきたマクヒョンが背中を叩いてくれた。 「ゆっくり食べなよ」 そう言って冷蔵庫から出した水をくれる。 「はい」 ヒョンはそのまま出て行くと思ったのに、僕の
夜中に、猛烈にトイレに行きたくなって、目がさめた。 外が少し明るくなってるのに気がついて、気のせいだって思おうとしたけど無理で、結局、トイレに起きる。 そいや、酔っててそのまま寝ちゃったんだった。 寒っ。 布団から出るとめちゃくちゃ寒くて、ジニョンイヒョンを起こさないように、そーっと忍び足でトイレに入った。 すっきりして、あったかい布団の中に戻ろうとしたけど。 やっぱり気になってマクヒョンを見てみる。 そしたら、ヒョンはブランケットだけで寝てた。
「ユギョミー、今日言わなくていつ言うの?」 ふいに、隣の部屋からジニョンイヒョンの声がして、ビクッとした。 「い、いつか、」 「タイミング、永遠に逃す気?」 「そうじゃ、ないけど」 ほんとは、もう抱えられないくらいの好きで、息ができないくらいだ。 「マクヒョンさ」 「なに、俺の話?」 その時マクヒョンが部屋に帰ってきて、飛び上がりそうなほど驚いた。手に水を2本持ってる。 ヒョンはベッドを通り抜けてジニョンイヒョンの部屋に入っていく。 「ユギョミに変
「ヒョン~、ただいまー」 僕は、ヒョンの顔を見たら嬉しくなっちゃって、ぎゅうっと抱きついた。 「え、ユギョミめっちゃ酔ってない? ジニョンイどんだけ飲ませたの?」 「いや、焼酎一本だけ、こんな楽しい感じに仕上がっちゃって」 「ユギョミ、部屋行くよ」 「うん、ヒョン一緒に行こう」 たった数時間離れてただけなのに、なんか、なんかマクヒョンのことめっちゃ好きすぎるんだけど。 僕はヒョンの背中に覆いかぶさるように抱きついて、後をついてく。 「ユギョミー、楽しいの