【アークザラッド】シリーズの歩みを時系列で振り返る【年表あり/2021年8月最終更新】
アークザラッドシリーズでは、1995/6/30の初代『アークザラッド』発売を皮切りに、ナンバリングタイトルはじめ多数の作品が展開されてきました。
今回は参考サイトとして「公式サイト」「プレスリリース」「各種メディア記事」なども紹介しつつ、1995年~2021年に日本国内で発売・配信されたゲームに絞ってアークザラッドシリーズの歩みを時系列順にまとめます。
※アークザラッド世界(作品内)の歴史については、別記事で紹介予定。
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アークザラッドシリーズとは?
全世界累計実売本数370万本以上(ソニー・コンピュータエンタテインメント調べ)を記録するRPGシリーズ。キャッチフレーズは「光と音のRPG」。
1995年にPlayStationで第1作目『アークザラッド』が発売されてから、ゲーム・漫画など様々なシリーズ作品や関連作品が展開されています。
なおPlayStationの復刻ゲームソフトのシリーズ『PlayStation the Best』『PS one Books』『ゲームアーカイブス』では、どれもシリーズ第1弾タイトルの1つとして『アークザラッド』がラインナップされました。
2018年にPlayStationをコンパクトデザインで復刻し、同機種の人気タイトル20作品を内蔵したPlayStation Classicが発売されました。このラインナップには『アークザラッド』『アークザラッドII』の2作が含まれています。
まさに「PlayStationを代表するゲーム」の1つだと言えるでしょう。
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アークザラッドシリーズの歩み(ゲームのみ)
それではアークザラッドシリーズの歩みを、シリーズのメインとなる「ゲーム作品」に絞って振り返っていきましょう。
※書籍や音楽CDなど関連作品もまとめたかったですが、発売から年月が経過し公式情報元を見つけづらかったため、今回はゲームのみに絞りました。
※以下の非売品(NOT FOR SALE)3点はデータに含めていません。
『アークザラッド モンスターゲーム プレゼント版』(抽選プレゼント)
『アークザラッドIII PREVIEW DISC』(PSの体験版)
『アークザラッド 精霊の黄昏 Premiere Disc』(PS2の体験版)
1995年6月30日 『アークザラッド』発売
※パッケージ記載タイトルは『Arc The Lad/アークザラッド』
記念すべきシリーズ初代作品。略称は『アーク1』『アークI』など。
本作単体では物語が完結せず、アーク2(1996年発売)へと続く形で終わります。「アーク2コンバート用セーブデータを作るために1をやりこんだ」という方も多いのではないでしょうか。
発売がPS黎明期(PS発売から約半年後)だったこともあり、『ポポロクロイス物語』『ワイルドアームズ』と合わせ「ソニー・コンピュータエンタテインメントのプレイステーション三大RPG」とも呼ばれる伝説の作品です。
■PlayStationとは?(プレイステーション)
ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)が1994/12/3に発売した据え置き式の家庭用ゲーム機で、PlayStationシリーズの初代機です。略称は『PS』『PS1』『プレステ』『初代PS』など。
1996年7月12日 『アークザラッド PlayStation the Best』発売
アーク1(1995年発売)が『PlayStation the Best』に登場しました。
『PlayStation the Best』初登場3作品のうちの1つがアークザラッドです。
■PlayStation the Bestとは?(プレイステーションザベスト)
1996/7/12に初登場。プレイステーションで発売された様々なタイトルを、2,800円均一の廉価版として発売するゲームソフトのシリーズです。
1996年11月1日 『アークザラッドII』発売
※パッケージ記載タイトルは『ARC THE LAD Ⅱ』
アーク1(1995年発売)続編となる新作。略称は『アーク2』『アークII』。
時系列はアーク1の1年後。前作に比べ物語のボリュームが格段に増え、鍛冶屋システムはじめ大量のシステムも追加されたことで、やり込み要素が大幅に増加しています。
PlayStationで初のコンバート(引継ぎ)システム採用、モンスターゲーム(1997年発売)との連携でもアイテム入手可能などの点も特徴でしょう。
もちろん本作のみでも遊べますが、アーク1は「2のプロローグ的な物語」となっています。またコンバートしないと見られないストーリーや入手できないアイテムも存在します。
できればアーク1を遊んでから、コンバートしてアーク2を始めるほうがより楽しめるはずです。
なお発売時は【「アークザラッド」完結編】とうたわれており、『アーク1』から続く物語は本作でいったん完結しました。
(ただしアーク2発売後も、様々な作品が新たにアークザラッドシリーズとして発売されることになります。)
1997年7月31日 『アークザラッド モンスターゲーム with カジノゲーム』発売
※パッケージ記載タイトルは『Arc The Lad MONSTER GAME with CASINO GAME/アークザラッド・モンスターゲーム ウィズ カジノゲーム 』
『アークザラッド・モンスターゲーム』『アークザラッド・カジノゲーム』のディスク2枚組構成で、アーク2と合わせてプレイするのが前提のゲーム。
モンスターゲームは実質「アーク2の拡張ディスク」となっており、プレイにはアーク2セーブデータが必須(2のセーブデータを共有する形)。主人公はプレイヤー自身で、男の子か女の子かを選べます。
メインは闘技場でのオートバトルで、獲得アイテムはアーク2でも使えます。2つのセーブデータを読み込んでの2P対戦なども可能です。
「シャンテの劇場」で上演される人形劇も必見。作中の戦闘ボイスを活かしたオリジナルの内容です。またシャンテの歌を聴く事もできます。
カジノゲームはミニゲーム集で「ビンゴゲーム」「3ナンバーズ」「スロットマシン」「スーパーキューブ」「アークザラッドカードゲーム」を遊べます。チョンガラがカジノのオーナーをしており、フロアにはおなじみキャラによく似た人達がいますが、チョンガラ以外は本人ではないようです。
本作のポスターは、鞭を構えたリーザに「アーク、たまには脇役になりなさい。」とキャッチフレーズが添えられているという印象的なものでした。
1998年7月9日 『アークザラッドII PlayStation the Best』発売
アーク2(1996年発売)が『PlayStation the Best』に登場しました。
特徴とも言える「アーク1からのコンバート(セーブデータの引き継ぎ機能)」にも対応しています。
1999年10月28日 『アークザラッドIII』発売
※パッケージ記載タイトルは『ARC THE LAD Ⅲ』
アークザラッドシリーズの新作。略称は『アーク3』『アークIII』など。
時系列はアーク2の “衝撃的なエンディング(大災害)” の3年後で、ハンターに憧れる少年・アレクが主人公。ギルド仕事を通して様々な問題を解決しているうち、いつしか世界を揺るがす思惑へと巻き込まれていきます。
アーク2に続きコンバート(セーブデータの引き継ぎ機能)システムを採用しているものの、コンバートのメリットは2ほど多くありません。前作キャラも登場しますが、うちプレイアブルはトッシュ・シュウ・エルクのみ。
作品の雰囲気やシステム面の大幅変更、前作キャラの扱い、物語後半の内容などにより、非常に賛否が分かれる作品です。それだけアーク2が人気の高い作品だったということでもあるでしょう。
ただしアーク3を(2の続編としてではなく)作品単体として見た場合は、「これはこれで良くできた作品」と評価する声も多い気がします。
ポケットステーションと連動すれば、『ちょこと遊ぼっ!』でミニゲームを遊べます。ただし6個中5個のゲームはアーク3内でも遊ぶことが可能。ポケステ限定ゲームは『じゃんけんぽん!!』のみです。
2001年5月17日 『アークザラッド III PlayStation the Best』発売
アーク3(1999年発売)が『PlayStation the Best』に登場しました。
2001年10月12日 『アークザラッド PS one Books』発売
アーク1(1995年発売)が『PS one Books』で登場しました。
アークザラッドは『PS one Books』として初めて発売された6作品のうちの1つでした。
■PS one Booksとは?(ピーエスワンブックス)
定番作品を文庫本のような手軽さと親しみやすさで提供することを目指すゲームソフトシリーズ。『PS one』専用液晶モニター『SCPH-130』の発売に合わせて2001/10/12に初登場しました。価格はソフトにより異なります。
2001年11月22日 『アークザラッドII PS one Books』発売
アーク2(1996年発売)が『PS one Books』で登場しました。
2001年12月6日 『アークザラッドIII PS one Books』発売
アーク3(1999年発売)が『PS one Books』で登場しました。
2002年7月4日 『アークザラッド 機神復活』発売
※パッケージ記載タイトルは『Aac The Lad/アークザラッド 機神復活』
アークザラッドシリーズ初のロムカセット版となる新作です。
舞台はアーク3の3年後で、主人公はエルク(アーク2の主人公)。新キャラであるフィニアの他、これまでのシリーズのメインキャラであるシュウやアレク達も登場します。
なおタイトルは「機神復活」ですが、ヂークベックは登場しません。
ソフト最大容量が少ないワンダースワンカラー/スワンクリスタル用ソフトであり、全体的にコンパクトな作りです。仲間にできるキャラも少ない上、エルクとフィニアがほぼ固定の3人パーティのため編成自由度も低め。
ですがシステムも物語も容量の割には良くまとまっており、ツボを押さえたファン向けの内容と言えるでしょう。対応機種の関係で、2021年8月段階ではシリーズの中で1番プレイしにくい作品ではないかと思われます。
■WonderSwan Colorとは?(ワンダースワンカラー)
バンダイが2000/12/9に発売した携帯型のゲーム機。略称は『WSC』など。ワンダースワンの上位機種であり、画面サイズは2.8インチ。画面がカラー(4096色中241色の同時発色が可能)になったことで、モノクロだったワンダースワンに比べグラフィック性能がアップ。またカセット容量もワンダースワンの128Mbitから512Mbitになりました。
■SwanCrystalとは?(スワンクリスタル)
バンダイが2002/7/12に発売した携帯型のゲーム機。略称は『SCr』など。ワンダースワンカラーのハイグレードモデルで、液晶の変更によりゲーム画面の見やすさをアップしたとのこと。これがスワンシリーズ機種の最終機となりました。
2003年3月20日 『アークザラッド 精霊の黄昏』発売
※パッケージ記載タイトルは『Arc the Lad/アークザラッド 精霊の黄昏』
アークザラッドシリーズ初のPS2用ソフトとなる新作です。
「人間側主人公カーグの物語」「魔族側主人公ダークの物語」を交互に進めていくことで、徐々に物語の中核へと迫っていきます。
舞台はアーク3から1000年後の世界であり、メインキャラは基本的に一新。ちょことヂークベックのみプレイアブルとして登場はするものの、出撃可能な戦闘は限られています。
これまでのシリーズ作品とは違い「おなじみキャラ」がほぼ出ないこと、これまでよりやり込み要素が少なめなこと、システム面が大きく変更されたことなどについては好みが分かれるところです。
■PlayStation 2とは?(プレイステーションツー)
ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)が2003/3/4に発売した据え置き式の家庭用ゲーム機です。略称は『PS2』『プレステ2』など。PlayStation 2用のソフトに加え、PlayStation用ソフトも遊ぶことができました。縦置き/横置きともに対応、DVDプレイヤー搭載という点などから考えると、発売当時は最先端のゲーム機だったと言えるでしょう。
2003年3月20日 『アークザラッド 精霊の黄昏 プレミアムBOX』発売
通常版と同日に発売された、特典付きの特別バージョン。
なお通常版とプレミアムBOX共通で、予約すると先着順で「いにしえの時代、破滅から世界を救った伝説の勇者」である「アーク」の携帯ストラップ用ミニフィギュアがプレゼントされたとのことです。
■アークザラッド 精霊の黄昏 プレミアムボックス セット内容
※下記は製品版パッケージ記載内容そのままの表記です。
・“PlayStation 2”専用「アークザラッド 精霊の黄昏」1枚
・ヂークベック フィギア(14cm大)1体
・ストラップ用ミニフィギア(3cm大)「カーグ」、「ダーク」、「リリア」、「デルマ」、「ポーレット」各1体
・ストラップ皮製1本
2004年11月3日 『アークザラッド ジェネレーション』発売/オンライン開始
※パッケージ記載タイトルは『Arc The Lad GENERATION/アークザラッド ジェネレーション』
アークザラッドシリーズの新作。精霊の黄昏から5年後の世界が舞台。
発売と同時にオンラインサービスが展開されたこと、展開戦闘がアクションになったことなど、シリーズで初めてとなる要素が多数あります。
主人公はクラーフ島ヘモジー村の少年エッダです。前作・精霊の黄昏のメインキャラの多くは『ヒーローズ』として登場。また『キャラクターカード』としてトッシュやエルク達シリーズのメインキャラも多数登場します。キャラカードを実体化させると、その歴代キャラとして戦うことも可能です。
ONLINEでは、ネットで繋がった他のプレイヤー達と協力プレイや対戦を行うことができました。
『アークザラッド ジェネレーション カードゲームコレクション(2004年12月13日発売)』の一部のカードには、本作におけるアイテムの入手方法、各エネミーの性質、合成情報が描かれているとのことです。
2004年12月7日 Vアプリ『アークザラッド』配信開始
アーク1(1995年発売)が、Vアプリの携帯アプリ(買い切り型)として配信されました。『アークザラッド ジェネレーション カードゲームコレクション』封入レアカード記載のIDナンバー入力で、レアアイテム入手可能です。
携帯版はPS版がそのまま移植されたわけではなく、機種性能に合わせた軽量化や演出追加(機種によりカットイン演出が加わるなど)が行われました。
2006年10月1日に『ボーダフォン』が『ソフトバンク(Softbank)』へブランド変更されたことに伴い、ポータルサイト名とアプリ名が変更となりましたが、名称変更後もアプリでのサービスはそのまま継続されました。
■ボーダフォンライブ!とは?(Vodafone live!)
『ボーダフォン(Vodafone)』が提供していたインターネット接続サービスです。ブランド名変更に伴い、『J-スカイ(J-SKY)』→『ボーダフォンライブ!』→『Yahoo!ケータイ』と名称変更されました。
■Vアプリとは?(ブイアプリ)
『ボーダフォンライブ!』が提供していたJavaサービスの名称で、このサービスを使ったアプリの総称でもあります。ブランド名変更に伴い、『Vアプリ』は2006/10/1に『S!アプリ』へと名称変更されました。
※2021/8現在配信されている「同名のV.LEAGUE公式アプリ(Vアプリ)」とは別物です。
2005年6月30日 『アークザラッド ジェネレーション』オンライン終了
ジェネレーション(2004年11月3日発売&オンラインサービス開始)のオンラインサービスが、およそ8ヶ月後の2005年6月30日をもって終了しました。終了理由は「諸般の事情」であったとのこと。
なお配信終了日は、アークザラッドシリーズ10周年となる日でした。
サービス終了以降もソフトの販売は続けられ、オフライン状態のシングルプレイのみ可能な状況となっています。
2005年12月1日 iアプリ『アークザラッド』配信開始
アーク1(1995年発売)がiアプリへと移植。PS版がそのまま移植されたわけではなく、移植にあたり機種性能に合わせた軽量化などが行われています。
配信はiモード公式サイト「iSCEJ」で、月額制アプリでした。
■iモードとは?(アイモード/i-mode)
NTTドコモ対応の携帯電話でインターネットを使える携帯電話IP接続サービス。2019/9/30で新規申込受付を終了しています。
■iアプリとは?(アイアプリ)
iモード対応携帯電話で動作するアプリです。
■iSCEJとは?(アイエスシーイージェイ)
ソニー・コンピュータエンタテインメント運営のiモード専用コンテンツ。
2006年7月13日 EZアプリ『アークザラッド』配信開始
アーク1(1995年発売)がEZアプリに移植。PS版がそのまま移植されたわけではなく、移植にあたり機種性能に合わせた軽量化などが行われています。
EZweb用サイト「EZ-SCEJ」の買い切り型アプリとして配信されました。
■EZwebとは?(イージーウェブ)
au対応の携帯電話でインターネットを使える携帯電話IP接続サービスです。
■EZアプリとは?(イージーアプリ)
EZweb対応携帯電話で動作するアプリです。2018/3/31をもって、配信サービス(ダウンロード、バージョンアップ)を終了。
■EZ-SCEJとは?(イージーエスシーイージェイ)
ソニー・コンピュータエンタテインメント運営のEZweb専用コンテンツ。
2006年11月22日 ゲームアーカイブス『アークザラッド』配信開始
アーク1(1995年発売)が『ゲームアーカイブス』に登場しました。
『ゲームアーカイブス』初登場9作品のうちの1つがアークザラッドです。
ゲームアーカイブス登場時は遊べるのがPSPのみでしたが、徐々に対応機種が追加されました。これに伴い、ゲームアーカイブ版のアークザラッドシリーズを遊べる機種も増えた形です。
■ゲームアーカイブスとは?
2006/11/22に登場。過去に発売された名作ソフトのダウンロード販売サービス。2021/8/13時点で『初代「プレイステーション」アーカイブス』『PCエンジンアーカイブス』『PlayStation®2アーカイブス』があります。定期的にソフト追加・仕様変更アップデートが行われていることもあり、配信状況や対応機種などの最新情報は公式サイトでの確認するのがおすすめです。
2007年11月14日 ゲームアーカイブス『アークザラッドII』配信開始
アーク2(1996年発売)が『ゲームアーカイブス』に登場しました。
特徴とも言える「アーク1からのコンバート(セーブデータの引き継ぎ機能)」にも対応しています。
2007年12月12日 ゲームアーカイブス『アークザラッド モンスターゲーム with カジノゲーム』配信開始
モンスターゲーム with カジノゲーム(1997年発売)が『ゲームアーカイブス』に登場しました。
2008年1月16日 ゲームアーカイブス『アークザラッドIII』配信開始
アーク3(1999年発売)が『ゲームアーカイブス』に登場しました。
2013年11月5日 ポケットステーション対応ゲームアーカイブス『ちょこと遊ぼっ!』
PocketStation for PlayStation®Vitaポケットステーション対応ゲームアーカイブスに『アーク ザ ラッド III』が追加されました。
おそらくこちらはアーク3自体が遊べるわけではなく、ミニゲーム『ちょこと遊ぼっ!』のみ遊べると思われますが、私自身が確認したわけではなく、検索でも裏付けとなる情報が見つからなかったため断言はできません。
2014年9月17日 ゲームアーカイブス『アークザラッド 精霊の黄昏』配信開始
精霊の黄昏(2003年発売)が『ゲームアーカイブス』に登場しました。
2018年8月23日 『光と音のRPG アークザラッド R』配信開始
事前登録者数30万人(フォワードワークス調べ)を突破した、アークザラッドシリーズ完全新作のスマホアプリです。略称は「アークR」。
アーク2の10年後を舞台に、新たな主人公ハルトの視点から始まる物語。
シリーズ登場キャラの多くもプレイアブルとして登場し、最終的には最大117名ものキャラクターから自由に選んでのパーティ編成が可能でした。
これまでの多くのシリーズ作品とは異なり、定期的にコンテンツが配信されるオンラインゲームとなっています。そのためサービス中にはアップデートによるストーリー追加・システム調整などが数多く行われました。
アークRは様々な理由で賛否が分かれる作品です。
序盤だけでは世界の状況が伝わりにくい内容であったため、アーク3の扱いについては「無かったことにした」などの声も聞かれました。ですが物語が進むにつれ、そうではなかったことが判明したのではないでしょうか。
サービス開始当初は否定的な意見が聞かれたシステム面も、複数回のアップデートにより大幅改修が行われたことで、サービス後期は概ね好意的な声が多かったように思います。
大きくサービスの流れが変わったのは、開始1年ほど経ってからでしょう。特に2019年12月に初の大型アップデートとなる「ver.2.0」が行われた頃から、よりシリーズファン向けに方向転換した印象です。
このアプデにて実装された『記憶浄化』はサニアやトッシュたちお馴染みキャラの過去と現在を描くものであり、この路線を象徴するコンテンツです。
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2018年12月3日 『プレイステーション クラシック』発売(アーク1&2収録)
初代プレイステーション(PlayStation)をコンパクトデザインで復刻し、同機種の人気タイトル20作品を内蔵した『プレイステーション クラシック(PlayStation Classic)』が発売されました。
アーク1(1995年発売)、アーク2(1996年発売)も収録されています。
■プレイステーション クラシック 収録タイトル アークザラッド/アークザラッドII/ARMORED CORE/R4 RIDGE RACER TYPE 4/I.Q Intelligent Qube/GRADIUS外伝/XI [sái]/サガ フロンティア/Gダライアス/JumpingFlash! アロハ男爵ファンキー大作戦の巻/スーパーパズルファイターIIX/鉄拳3/闘神伝/バイオハザード ディレクターズカット/パラサイト・イヴ/ファイナルファンタジーVII インターナショナル/ミスタードリラー/女神異聞録ペルソナ/METAL GEAR SOLID/ワイルドアームズ
2019年3月5日 Yahoo!ゲーム版『光と音のRPG アークザラッド R』配信開始
アークRをYahoo!ゲームでも遊べるようになりました。専用アプリ「Yahoo!ゲーム プレイヤー」をインストールし、Windows PCにて遊ぶ形です。
スマートフォン版とのプレイデータ連携も可能で、新たに始める方はもちろん、既に遊んでいる方もPC版とスマホ版両方で楽しむことができました。
■Yahoo!ゲームとは?(ヤフーゲーム)
Yahoo! JAPAN が運営しているオンラインゲームサービスです。
■Yahoo!ゲームプレイヤーとは?(ヤフーゲームプレイヤー)
2017/6/22に提供が開始されたPC専用アプリ。略称は「YGP」。専用ソフトをインストールし起動することで、同プレイヤーに対応するスマートフォン向けゲームアプリを楽しめます。2020/6/23にサービスを終了しました。
2020年5月11日 Yahoo!ゲーム版『光と音のRPG アークザラッド R』終了
2020年6月23日をもってのYahoo!ゲームプレイヤー終了決定にともない、2020年5月11日でYahoo!ゲーム版アークRが終了しました。
アークRのプレイ自体は、スマホ版へデータを引き継ぐ形で、YGP版終了後も可能となっています。
2021年6月30日 『光と音のRPG アークザラッド R』サービス終了
2021年4月26日に「アークRのサービス終了決定」が公式Twitterにて発表されました。
その後も終了10日前まで新たな物語が更新された後、2021年6月30日にサービスが終了。この日はアークザラッドが26周年を迎えた日でもあります。
サービス終了後、アークRはver.4.0.0へのアップデートが行われ、2021年8月現在は実質オフライン版としてのプレイが可能となっています。
■参考 アークR “オフライン版”
※公式からはほぼ発表が無かったため、私が個人的にまとめた内容です。
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