ちいさな記憶
道端で、白粉花が咲いているのをよく見かけます。
この花を見ると、幼い頃泥だんごをつくっていた時の記憶が浮かびます。
泥だんごにかけるために集めたさらさらの砂と、その手元、せっかくできたきれいな丸を壊さないようにする緊張感。
白粉花の咲く季節だったのだろうと思います。
その情景は今も自分の中に残り続けているし、忘れたとしても季節が巡ってきたらまた思い出せる。
うまく言葉にはできない、ちいさな記憶です。
日常生活の中で、身近に触れられる自然というのは限られていますが、できるだけ自然や季節の変化には敏感でありたいものです。
次は、何を心に留めておこう。