ユダヤ教徒の食事のルール『コーシャ』とウチワサボテンのゼリー
シャラーム✨(ヘブライ語の挨拶)。
あまのシェフです。
イスラエル情勢、最近はイランやイエメンなど中東の国々との関係が悪化の一途を辿っていて心配ですね…
イスラエルの人達が言うロケット弾と言う物が今夜も何処かに打ち込まれてしまうと警戒しています。
昨日から今夜が近所にも向かってくる危険があるみたいなので今夜は気分的に長い夜になりそうです…
せっかくなので気分転換にnoteでもまとめてみようと思いました!(前向き・ちょっと意味が違いますね)
もちろんサイレンが鳴ったら一目散にシェルター(地下の避難場所)に逃げ込みます💦
最近ではベジタリアンもヴィーガンとか定義が広がりつつあってイスラム教徒のハラールとかもよく耳にする様になりました。
2010年からカタールで仕事を始めた頃はハラールの定義もいまいちよく理解出来ていなくて色々と悩まされていましたが個人の受け取り方の違いも大きいと分かってからはだいぶ気持ちが楽になりました。
イスラエルに来てから2ヶ月ほどなのでユダヤ教徒のコーシャについては未だ勉強中なのですが大まかに言うと、
ユダヤ教で定めている食事のルールの事で、ヘブライ語で『適正な』という意味を持っています。
旧約聖書基づき食べて良いものと食べてはいけないものの制約を明確かつ厳格に定めたものです。
敬虔なユダヤ教徒は3,000年前から守って生活しているそうです。
細かい部分まで上げてしまうと長い文になってしまうと思うのでザックリと書いてしまおうと思います!
肉類はヒツジや鳥などは問題ないですが豚肉はNG。
反芻してヒズメが割れている動物は食べられます。
しかし屠殺方法も関係していて『苦しませない屠殺方法』に則っています。
あとは『命は血にある』とされて血を飲むことは出来ません。
血抜きは徹底して行われるので肉類は硬く感じてしまいます。
魚類もヒレとウロコがあるものは大丈夫な代わりに
イカ・タコ・エビ系はダメです。
ナゼかウナギもNGの゙人が多いです…
そして聖書には『母親のミルクでその子を煮てはならない!』と言う決まりもあるので親子丼やサーモンのお寿司にイクラを乗せて〜とかは絶対に禁止です!
例えお腹の中でも混ぜてはいけないので肉料理を食べた後はコーヒーにミルクを入れて〜とかも禁止です!
バターで肉をソテーしないし、クリームシチューにも肉は入りません。
ラザニアもチーズバーガーもピザのサラミもコシェルではNG。
最終的には料理する人もユダヤ教徒でなくてはダメとかって『今までの勉強時間は何だったのか? 勉強していた時間を返してください!』案件にまでなってしまっています。笑
基本的に料理を作る時に最後のデザートは抹茶スイーツで〆れたら日本料理っぽいかなと思っています。
でも抹茶スイーツを作る時には牛乳は必須の気持ちもあるのでなかなか難しいです…
ココナッツミルクとか豆乳とかでの代替は良いのでそうしたり果物ゼリーを作ってみたりして工夫するようになりました!
今回のお客様はとても重要な方々だったので気合を入れてウチワサボテンでゼリーを作る挑戦をしました!
ウチワサボテンって知っていますか?
南米・アフリカでも見かけていたので世界的に砂漠地帯ならば何処でも生息しているかもしれないですね!
失敗は成功の素。失敗は成功の母。苦労は買ってでもしろ! 挑戦する気持ちは大事と色々と言ってきましたが、もちろん失敗はなるべくしないにこした事は無いですね!
でもわざわざ失敗に走るのではなくて失敗した時にどうして失敗してしまったのかと反省して失敗の仕方を理解する事は大切だと思っています。
失敗の仕方を理解出来れば挑戦する時に同じ失敗は繰り返さないからですね!
挑戦する中で失敗する場面が出てきたら逆にチャンスだと思える様にもなりました。
そうしているうちに多分、誰かが思いも寄らない自分だけのオリジナルレシピが完成するのだと思っています!
そもそもウチワサボテンって何!?ってところから始まっている人も多いと思いますが世界はとっても広いのです!
一人でも多くの方が楽しく前向きに挑戦する世界になっていったら嬉しく思います✨
文章が長くなってしまいました。
最後までありがとうございました。
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