連載企画②日本の難民受け入れ状況とその問題点
以下のグラフからもわかるとおり、日本は難民条約加入国であるにも関わらず、難民として庇護を求める申請をする人(以下、「難民申請者」という。)の数に対して、難民として正式に国から認められる人の数が異常に少ない状況が続いています。2016年以降は毎年1万人以上の人々が難民として庇護を求める申請をしていますが、日本で難民と認められる人々は毎年わずか数十人で、2019年においても認定率はわずか約0.4%です。
図1 日本における難民申請者数、認定数、及び認定率の推移
(出入国在留管理