声の力のお話(最終話)

声の影響力
説得力
みたいなものを増すための方法、の最終話です。

スキル編
音楽というものからの自由の獲得(その2)

前回
「歌」ってそもそも伝わりにくい、という話をしました。

では
「歌う」は「喋る」よりも伝わりにくいのはなぜ?
それは旋律が決まっている、つまり、
言葉のスピードもトーンも言葉を切るタイミングもテンションも
何もかも他人に決められた通りにしかできないから、
です。
その曲に合っていないこと、はすべて不自然なものになる。
歌ってだから不自由なものなのです。

「曲と一体化しながら、自由を獲得する」

スキルとして具体的にすると、
その曲のリズムを感じきり、
ピッチや音質、音量といった要素を思い通りに動かしていく、
というちょっと難しい言葉になります。

自由と言っても
音楽には乗っていなければなりません。
例えるなら
車には乗っている、
どう乗るか?
です。
助手席なのか、後部座席なのか、
はたまた動き回るのか。
同じものに乗りながら、どれだけ自由に動き回れるか。
音楽から自由を勝ち取ると
本当の意味で「喋るように歌う」ことが出来るようになります。

自然、伝わる歌になっていきます。

声の影響力
説得力
増す方法について
たくさん書いてきました。
まだ掘り下げたら書きたいこといっぱいあるんですが、
実践部分は文章での説明は難しかったです。
感じ取っていただければ幸いです。

次回からまた別なテーマでお話します。

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