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飲食店が今できること、そして僕が今できること

はじめまして。酒弱太郎と申します。

Twitterを中心に発信をしていましたが、コロナ騒動を受け4月末までの休業。時間があるのでnoteを投稿してみようと思い立ち、今回初投稿です。

普段は兵庫県のとあるホテルでフレンチのサービスマンやったりバーテンダーをしたりしています。

このnoteで語ることはタイトルの通り

「飲食店が今できること」

これが主題です。そこに+αで僕自身が考えたことや個人の見解をお伝えします。

このnoteを書こうと思ったワケ

コロナの影響を受け、苦しんでいる飲食店オーナーさんが溢れているかと思います。Twitterでのオーナーさん達の悲痛な叫び。飲食に携わっていながら何も出来ない自分の無力さを痛感しました。

そこで自分に出来ることはないかと色々考えてみました。僕個人が新たなアイデア、対策を考え、この業界を颯爽と現れたヒーローのごとく救うことはなかなかに難しい。ただ、SNS上にいる頭のキレる方々が飲食業界を救うべく、様々な案を発信されているのを拝見しまして。この有益な情報達を拡散するお手伝いならできるのではないかと。

ヒーローになれないのであればせめて、皆さんが主人公の物語でヒントを出す村人Bくらいにはなれればと。自分がやれることはこれだ。情報をかき集めて、発信しよう。

そう思いました。日々の営業、やりくりに頭を使われているオーナーさんに

できるだけ手間を取らせずに、情報を仕入れて欲しい

そう思って自分なりに役立つであろう情報をまとめてみました。既にまとめてらっしゃる方もたくさんいるのでそう言った方々の発信内容を参考にさせてもらっています。既知の情報もあるかと思いますが、情報を拡散するという意味合いでやっております。飲食店オーナーさんや飲食店トップの方々に届き、少しでもお役に立てれば幸いです。

飲食店が今できること

これは【現在に対して今できること】【未来に対して今できること】の2つの時間軸から共有していきます。

現在に対して今できること

既に各所で取り上げられている内容だと思いますが

・資金の確保
・営業の仕方の見直し
・テイクアウト
・デリバリー
・EC販売
・食事券やアプリでの先払いサービス

主にこのあたりかと思います。これらに関しては

ヤマシタさん

・資金繰り、融資情報
・テイクアウト、EC販売
・デリバリー
・インターネットの活用法

生駒さん

・融資情報
・先払いサービス
・テイクアウト
・デリバリー
・衛生対策

大山さん

・先払いサービス
・テイクアウト
・デリバリー(地域ごとにまとめられている)

テレワーク・テクノロジーズ株式会社 荒木さん

YouTube、note、デリバリー、テイクアウト、EC販売、予約、チラシなどオンラインで飲食店ができることが分かりやすくストーリー化されている

以上の皆様が分かりやすく綺麗にまとめてくださっています。国や金融機関の無利子融資の情報やテイクアウト、デリバリー、先払いサービスの紹介まで。飲食店が現在できることの情報が網羅されています。

もう少し砕いた情報も紹介していきます。



現状況下での営業の仕方に関して

井川さん

・縮小営業
・お客さん、スタッフの守り方
・衛生対策の実施例

PRTimesさん

・衛生対策の実施例

どちらのケースでも同様に言えるのは徹底的な衛生管理の意識です。僕自身も勤めているホテルでお客さんから言われました。

今時期に手洗いうがい、アルコール消毒に協力しない人間なんていない。もっと積極的にやっていいんだよ。大袈裟なくらいがちょうどいい。それが安心に繋がる。信頼に繋がる。でしょ?

今、飲食店は休業するかどうか苦渋の決断を迫られていると思います。そこで営業を続ける決断をしたのであれば、衛生面に関してこれでもか!というくらいまでに徹底的にやることが安心信頼に繋がります。

席数を減らし間隔を作る、お客さんや業者さんへの手洗いうがい消毒の協力のお願い、スタッフのこまめな手洗いうがいの実施、カスター類のこまめな除菌など。できることを行い、来て頂いたお客さんに少しでも安心してもらいましょう。

テイクアウト、ECサービスに関して

料理通信さん

#コロナフードアクション のハッシュタグと共に
#店の所在地
#店名
を発信することで多くの人に認知、シェアをしてもらう企画

鹿取みゆきさん

地図上のアイコンクリックでお店の詳細やどんなものがテイクアウトできるか分かるサービス

Cook For Japanさん

・テイクアウト、EC販売の実例紹介
・保健所とのリアルなやりとり内容

テイクアウト、デリバリー、EC販売は薄利多売と否定的な意見もありますが、やり方次第では、まだ来店いただいたことの無いお客さんに自店を認知してもらえるきっかけになります。そしてコロナが落ち着いた時には実際に足を運んでもらえるきっかけにもなるかもしれません。現在形では少ない利益かもしれないので、一概にやるべきだ!とは言えませんが、未来への大きな利益の布石になる可能性は十分あります。

食事券やアプリによる先払いサービスに関して

清澄さん

・先払いシステム実施例
・拡散方法

さきめし

「後でたべに行くよ!」の応援の気持ちをこめて食事を先に購入して、落ち着いた後に食べにいこう!という先払いシステム

先払いシステムは情報感度の高い常連さんがいるお店とは相性が良い反面、常連さんがいても情報感度の低い、つまるところインターネットに疎い常連さんが多いお店とは相性が良くないです。この状況下では、まずは情報感度の高いお客さんに自店を認知してもらう為に先に紹介したテイクアウト、デリバリー、EC販売を活用し、購入してくれた方を先払いシステムに誘導できるような流れが構築出来ると理想的です。

また、購入された方自身が使うための食事券としてはもちろん、誰かへのプレゼント、ギフト用に食事券を用意するもの1つの策かと思います。メッセージカード同封や券自体にメッセージ覧を設けてみたり。

あくまで一例ですが、使用する選択肢を増やしてあげることで、購入理由も増やしていく方法です。

他にも有益な情報がSNSを中心に拡散されています。

料理通信さん

飲食店への有益な情報をこのツイートを始めにどんどん更新しています。今回紹介しているサービスもここから見つけたものも多いです。

岡安さん

すぐに出来る、かつ効果的な方法です。
飲食店のSNS活用法がまとめられています

濵﨑さん

申請し免許付与されてから6ヶ月間の酒類のテイクアウト販売が可能となります。

未来に対して今できること

コロナが落ち着きを見せた後、やってくるリバウンド需要に備えましょう。その時にいかに多くのお客さんに選んで来てもらい、満足してもらえるか、そして売上を上げられるかです。

現状況下では最小人数で営業しているお店がほとんどかと思います。しかし、このリバウンドの波がやってきた時に十分な人手、戦力がなければせっかく来ていただいたお客さんの満足度も下がり、売上も作れない。非常に勿体ないです。

・回復した時の人員確保をどのようにしていくか
・新人にどのように仕事内容を落とし込んでいくか

こういったところは時間のある今だからこそ、見直し、対策しておくべき点かと思います。大きなリバウンドの波は絶対にやってきます。絶対にやってくることが分かっているのであればその波に乗る準備をしない手はないです。他にもやれること、考えられることはたくさんあるはずです。しっかり備えて、波に乗れるようにしておきましょう。

そして江六前一郎さんがこんな活動を始めています。

こういった活動に取り組み始めることも今後の変化に対応していくための大きな1歩です。時間に余裕ができている今だからこそ踏み出してみるのはいかがでしょうか。

おわりに

様々な飲食店へのサポートシステムや手法がSNS、オンラインを中心に展開されています。今後の飲食店に求められてくるのは

・高い情報感度
・変化に対する柔軟な対応力
・圧倒的なスピード感

上記の3つです。
インターネットを中心に集まる情報に常にアンテナを張り、変化に合わせて自分たちに出来そうなことを取捨選択し、周りよりも素早く行動する。


コロナの収束をただ指をくわえて待つのではなく、コロナと共に歩んでいく方法(例え収束しなくても生き残っていく術)を考えられなければ、すぐに置いていかれてしまう時代です。

これだけ色んな情報が公開され、一致団結し乗り越えよう!という機会は稀なケースなのだと思います。この機会に先陣切ってチャレンジしている方々の経営哲学を学ぶチャンスでもあります。

今回のnoteでは自分の店を持ったこともない僕に伝えられることには限界があったかもしれませんし、そんなこと言われんでも分かっとるわ!と思われてる方々もいらっしゃると思います。ですが、情報の拡散と共に今一度、多くの飲食に携わる方々に今現在のこと、そしてこれからのことを考えるきっかけになることを願い、このnoteを書きました。

僕個人としても名だたる方々が飲食店サポート記事を書き連ねる中、自身がnoteを書き、公開することは大きな挑戦でした。ただ、お店が時代と共に変化していかなければいけないのと同じように個人も変化していかなければいけません。ピンチをチャンスに変えるための行動です。このnoteを読んだ皆様にも、ぜひ共に1歩を踏み出して頂けたら幸いです。

以上、お節介な村人Bでした。

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