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鋼のメンタルを手に入れた時の話

20代までの私は自己肯定感とか自尊心とかが病的に低く、他人からどう思われるかが怖くて、生きているだけで申し訳なくて、死にたいというよりは消えたいな
と思いながら生きていました。

人を誘うのが苦手です。
こんな自分に付き合わせるなんて申し訳ないから。
人に頼み事や助けを求めるのが苦手です。
こんな自分に相手の労力を使わせるなんて申し訳ないから。

生きている価値のない自分が大嫌いで、毎日自己嫌悪、自己否定。
それが原因で満足に外出もできないし、職場では困った人扱いだし、言いたいことが言えなくて言葉の代わりに涙と血を流す。
生きづらくて仕方がありませんでした。

けれど30歳を目前にした時、これまでの生き方に心底厭気がさしました。
いつまでこんな人生続けるんだろうなと。

そんな時に「他人からの評価が気になる人は自分自身に関心がありすぎ」という意見をみかけて衝撃をうけました。

こんな自分
自分には生きている価値がない
自分なんて
自分なんか

私は、自分のコトばかり考えていたのかも。
嫌いな人の事ばかり気にするのって、粘着しているアンチと同じでは?
と思った時、とても恥ずかしい気持ちになりました。
本当に嫌いなら無視すれば良いのに!

有名人の不貞も、企業の不祥事もネットの炎上も、興味のない人や出来事だったら何とも思わないのと同じように、自分自身に関心を持つことをやめました。

私は二十歳で死にたかったのですが、そこから10年も生き伸びてしまいました。
だったらもう、これからの人生はボーナスステージみたいなものだと思って好き勝手生きようと思いました。
自分自身がどう生きようがどーでもよくなりましたし。

そうしたら今までが嘘のように生きるのが楽になりました。
自分の事がどーでも良いので怖いものが無くなったのです。
今まで悩んでいたのが莫迦みたいです。

自分は自分。
それ以上でも以下でもなく、好きになることも嫌いになることもやめたら、結果的にメンタルが強くなったという、少し奇妙なお話でした。

※2023 12/30
「自己肯定感が上がったきっかけ」を大幅に修正しました。

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