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華流ドラマ『武則天-The Empress-』の感想

皆様、おはようございます。

つい最近まで、華流ドラマ『武則天-The Empress-』が再放送されていたので、ずっと見ていました。

日本でも圧倒的な人気を誇る歴史人物の武則天が主人公です。

昔は、則天武后と呼ばれていました。

日本でもいろんなメディアでキャラクター化されています。

以下、ネタバレが多くあります。新しく何かを思いついたら追記をするかもしれません。

ドラマの冒頭が無意味で残虐な虐殺シーンなので、雲行きが怪しいかなと思っていましたが、後は殺し合うものの、冒頭のような残虐なシーンはありませんでした。

常にどの登場人物も策をぶつかり合わせている作品なので、語彙力や政治力がある人でないと、内容が頭に入ってこないと思います。

日本のテレビ版では、単にカットされただけかもしれませんが、優しく平和を好む人物の死亡シーンは描かれていませんでした。

李恪は知らない間に処刑されており、王徳も史実では処刑されていたと思いますが、作中では知らない間に姿を消しています。

おそらく、日本への輸出も前提に製作されているようなので、白村江の戦いのように日中の政治に影響がある内容はカットされています。

松島庄汰さんも出演していますしね。

一部、架空と思われる人物が登場しますが、上手く話を引き立てています。

李牧という名の人物が登場しますが、趙の英雄ではありません。

最期の戦いが良かったです。

強弩で射貫かれた後の奮戦は古今東西好きな演出でしょう。

武則天に最後まで仕えた、瑞安という人物が登場しますが、史実では存在はしなかったと思われますが、武則天の血筋は助かったものの、取り巻きは粛清されてしまうので、武周滅亡時が彼の最期だったと考えられます。

それにしても、武則天が主人公なのですが、前半は李世民、後半は李治も半分主人公と言えます。

李治は、それほどインパクトが強くないのですが、李世民が所謂チート人間で、何もかもがお見通しで、彼だけは最期までどんな人も勝てませんでした。

彼を負かしたのは、病魔のみです。

高句麗遠征の際に、矢の雨を前にし、兵士たちがスクラムを組んで、李世民の楯になるシーンには号泣しました。

クレメンス7世とスイス傭兵の話を思い出すシーンでした。

兵士たちの死体の中から出てきた李世民の悲しげな表情も印象的でした。

日本には配慮した作品でしたが、高句麗が毒矢、毒ガス、大型の強弩を人間に向けて撃つなど、卑劣に描かれていたので、朝鮮半島の人にはあまり見せられない内容だったと思います。

徐賢妃がかなり汚く描かれていたのが意外でした。

逆に、長孫無忌が最期には武則天とは真の友になるという北斗の拳状態なのが面白かったです。

この時代に詳しい人は、王皇后と蕭淑妃の最期が気になると思いますが、手足を斬られて樽に入れられるシーンは無いので、安心してください。

今まで、中国自身のメディア作品や日本の漫画、アニメ、ゲームなどでは、残虐な悪女として描かれることが多かったのですが、この作品では、一般人のルールが通用しない破天荒だけれども、割と真人間といった感じです。

BGMも非常に良かったです。

映像や音響のスタッフもしっかりとした人たちを連れてきているなと言った感じです。

しかし、どうしてあんなに血がオレンジ色なのかなと。

余談:

祖父母からお米をもらいました。

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卵がたくさんついたエビなのですが、卵が砂のような感じで、珍味というわけでもないので、わざわざこの状態のものを捕獲しなくて良かったように思います・・・(・_・;)

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