Vol.37 愛すべきピンチ 「Pincinox」
1970年にフランスで誕生したステンレスピンチです。
１枚のステンレスを継ぎ目なく曲げた一体成型で、無駄のないスマートなシルエットに仕上げています。
洗濯物はもちろん、書類をまとめてとめたり、食べかけのお菓子の袋をとじたりと、さまざまな用途にお使いいただけます。
Pincinox（パシノックス）の誕生と歴史
※画像は TéléJournalに掲載されたプレス広告-1987年10月
1968年、製油所の検査技師だった Louis Violet（ルイ バイオレット）は、息子のアランと一緒に製油所で働きながら、ヴィトロールの自宅でパシノックスの生産を開始します。
ルイは、ステンレス製の洗濯機ドラムを切り取って最初の洗濯バサミを作りました。その頃はまだ機械がなかったので、週に一度マルセイユに行き、工具メーカーで作っていました。
その後、ルイはマシンを設計し、自分のワークショップにそのマシンを設置。素材に於いても、ステンレス鋼で有名なユジーヌ社のエンジニアの助けを借りて最適な素材を選び、パシノックスは今に至る洗練された姿になっていったのです。
1992年、パシノックスはフランスからヨーロッパ、アメリカ、オーストラリアで販売され、国際的に成長し発展しました。
2000年代半ばになると、同社は、他国で製造された粗悪なコピー品に悩まされることもありましたが、パシノックスは多くの顧客から信頼と恩恵を受け、それは確実なものとなり、さらに新しい顧客を増やしていきました。
ルイは2015年に亡くなりましたが、子供たちのおかげで、パシノックスの人気はとどまることなく、世界中に広がり続けています。
愛すべき、Pincinox
パシノックスのピンチは上質なステンレスで作られているため、壊れにくく、錆びにくいのが特長です。また、一体成型ゆえバラバラになることもなく、プラスチックや木製ピンチに見られる経年劣化もありません。
多少お値段は張りますが、パシノックスのピンチは 常に「新品」の状態を維持する、という利点があります。50年間販売してきて、大きな返品は一度もなかったようで、一度購入すれば「一生モノ」としてお使いいただけるのです。
また、パシノックスが愛される理由はこのシンプルで美しいデザインでもありますが、ルイが形作ったこのピンチは人間工学に基づき、あらゆる状況でユーザーのニーズを満たすために研究されてきました。
美しく洗練されたデザインでありながら、使いやすさを一番に考えて設計されています。
Pincinoxの耐久性
パシノックスの強みは、さまざまな耐久試験をクリアした上質なステンレス鋼を使用していること。
その耐久性は「船の上でも使用できるように設計されており、どのような天候にも耐える」ほど。
２箇所で挟むダブルアタッチメントポイントで設計されているので、
強風時に優れた耐性を発揮します。風によってタオルや衣服が船外に飛んでしまうこともありません。
バラバラに破損しないので、デッキに壊れた洗濯バサミの破片や錆びたバネが落ちることもありません。
イギリスの会社が制作したこちらの動画では、パシノックスと木製ピンチを塩水の中に浸し、3か月間天候の変動にさらしています。木製ピンチが黒く変色するのに対して パシノックスは劣化していません。
何に使う？
パシノックスは、もはや単なる洗濯バサミではありません。
シンプルな見た目、優れた耐久性、ちょっと高価だけど、フランス製という特別感。これはもう立派なオブジェクトです。
ステーショナリーのクリップとして書類をとめたり、
お菓子や食品の袋をとめたり、
写真やポストカードを挟んでみたり、
逆さまにするとスタンドになるんです！
もちろん、洗濯物も。
アタッチメントポイントが丸みをおびているので、衣類に挟んだ跡が残りにくく、でも２点留めだからしっかりホールド。
じゃらっとまとめた感じも絵になりますね。
生活する上で、誰もが絶対に使うピンチ。ギフトとしてもおすすめです◎
Item Spec
パシノックス 10pcsセット
商品番号/ 0128-001
LOT / 1
サイズ/ 約0.8×6.5cm
材質/ ステンレス
原産国/ フランス
code/ 4904277006931
￥1,980（税込）
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