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なんか怖い話あります?

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今まで聞いた怖い話とか、これから聞く怖い話とか。なるべく話し手本人、またはごく親しい人の体験をまとめています(注:私には霊感とかその辺のものはありません)。 小学生の子どもが読ん…
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2020年12月の記事一覧

看取り付きホーム。誰もいないのに「友だちが来てる」と言うおばあさんの部屋で、水筒が揺れる話

怖:★★☆  以前、看取り介護を行っている施設で勤めていた方に伺ったお話です。 彼が入居中のあるおばあさんの部屋に行った時のことです。 その部屋に入居しているおばあさんと、介護職員である彼の二人しかいないのに、そのおばあさんは「友達が来てる」と言うので、一体何を言っているのだろう?と不思議に思ったそうです。 でも、ふと気が付くと、テーブルの上に置かれた水筒が、ぐらんぐらんとあり得ないくらい揺れていました。 水筒はごく普通のありふれた水筒ですが、「普通、ここまで揺れた

子どものころ、普通に幽霊が見えていた人の話

怖さ:☆☆☆  職場の友人(女性)が、「以前勤めていた会社で、幽霊が見える(見えていた)人と一緒にお仕事をしていた」ので、お話を聞きました。 今回の話し手(私の友人)自身は、特に幽霊の存在とかを信じていたわけではなかったのですが、彼女が前職で会った人が「子どものころ普通に見えてたんです」と、いろいろと教えてくれたそうです。 (私の友人が、幽霊が見える人に聞いたお話をまとめています) 幽霊が見えない方が怖い?幽霊が見えていたという人は若い男性です。 子どものころに幽霊

冬の奥秩父の山で、テントの周りを誰かが歩いてる話

怖さ:★★★  先日、キャンプ場での不思議な話の動画を見た私の弟が、「そういえば……」と教えてくれました。彼が大学生の時、山登りを少しかじっていたころに体験した話です。 弟は大学1年生の時、夏休みのアルバイトで貯めたお金で1人用のテントを買いました。 テントを使ってみたかったことと、達成感を味わいたいとの想いから、1人で奥秩父の山々を縦走(ひとつの山に登ったら、下山しないでそのまま尾根伝いに複数の山を登ること)することにしました。 奥秩父は東京都の西端、奥多摩から山梨

天井の隅に、もやもやした線がうごめいている話

怖さ:★☆☆  会社の同僚が小学校3年か4年のころに体験したお話です。 ある日、彼は学校の教室で、友だちが話す怖い話を聞いていました。妖怪の「天井下(てんじょうさがり・てんじょうくだり)」か何かの話で、水木しげる先生の描いたような妖怪が、天井から押し寄せてくるという話だったそうです(「天井下」は江戸時代の画家・浮世絵師、鳥山石燕が描いた天井からぶら下がっている女性の妖怪で、逃げる時に天井を突き破ったりすることはありますが、特に人に危害を加えるようなことはないそうです)。