おみやげを置いておきます。
残念ながらお盆は帰省できませんでした。さすがに、万が一でも実家が焼かれるような事態は避けなければなりません。
そういえば郷里に帰ることを帰省といいますが、鳥取に帰ることは「帰鳥」と言いますね。島根は「帰島」。本当だよ。
帰省は叶いませんでしたが、昨年末、福岡に行ったときにつくったおみやげを置いておきます。
昨年末、仕事納めをしてから山階基君と(別々に)福岡入りし、ajiroでイベントをさせてもらいました。「おみやげ」はその時に会場で配布したものです。中身は15首連作が2つ。デザイン・レイアウトは山階君です。
「約束はできないけれど」は吉田恭大歌集『光と私語』収録作から、山階基が編んだ15首。
「川岸はおわりに近く」は山階基歌集『風にあたる』収録作から、吉田が編んだ15首。
要はコンピレーション連作ですね。お互いの歌を並べてみて各々の構成を検討しよう、という趣向でした。それぞれの作り方のクセがはっきり出ていて面白かったです。
その後、私は鳥取に、山階君は広島にそれぞれ帰りました。侃侃房の藤枝さんはじめ、福岡のみなさまにも大変よくしていただいて。その節はありがとうございました。また是非行きますね、と言っていたのに、数カ月のうちにかなり難易度の高い状況になってしまった。
帰省でも観光でも仕事でもいいんですけど、いい加減そろそろどこかに遠出がしたい。状況が一段落したらお会いしましょう、のお約束が各方面に溜まりすぎてて、このままでは日本が横断できてしまうわ。
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