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「それぞれの街に降る雨についての数行」

うたとポルスカの日、ありがとうございました。リアル歌会については、またおそるおそるやっていこうと思います。お暇が合えばご参加ください。
当日初売りでした「それぞれの街に降る雨についての数行」も、大変ご好評で嬉しかったですね。手に取るとプロダクトとしてのヤバさがより分かっていただける…

「それぞれの街に降る雨についての数行」は、活版作家・増本綾プロデュースの活版印刷による詩歌の作品集です。詩人の朱位昌併、歌人の千種創一、吉田恭大の三人による作品に、それぞれアイスランド語、アラビア語、中国語の翻訳をつけました。

活版×翻訳×詩歌。一つ一つ活版作家の増本綾さんの手作りという、大変贅沢な品です。
案の定ウェブストアは瞬殺でしたが、追加納品あればまた販売再開します。→19日18時から部数限定で販売します。→完売しました。

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私は「鴻雁北」という4首を寄稿しました。中国語の翻訳付き。

悪人は死んであなたは部屋に来てもう一度観る香港映画
惡人死後 你到房裡再看了一次那部港片

『光と私語』に入れた歌も入れていない歌もありますが、地味に「すべての歌の文字数を揃える」をいう推敲をしています。(並行してもう一バリエーションで検討していたのが、下の「菜虫化蝶」でした。)

七十二候を連作タイトルにするシリーズはいまでも地味に続いていますが、作品同士に連関はありません。そもそも七十二候に製作時期以外の意味がないので、だったら折角だから中国の暦使っても良かったですね。

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