アーカイブを刊行します。
文フリお疲れ様でした。当日はソナさんと野口る理さんとお店番して、終了後3人でそのまま浜松町のオイスターテーブルに行きました。もし4号があったらわたしは牡蠣について書きます。
「ネヲ」3号の通販、「雨とランプ」のネットショップからお求めください。ご一緒にシャンプーやトリートメント、詩集も購入できます。うたとポルスカの棚にも入荷したのでお近くの方はそちらでどうぞ。
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文フリとは関係なく、年末に新刊を出します。
久々の薄い本です。
2020年にあちこちで発表した連作と新作二本、2008年から2018年まで参加した塔の十代・二十代歌人特集の連作、を収録しています。後半は光と私語と重複する歌もありますが、歌集にはかなりバラして入れたので、連作として載せるのは初めてですね。
2020「銃とチェーホフ」「method」「機会と音楽」「六月が七月を迎えて、あらゆる朝に」「船を見送る」「会議室/待機室」「next」
2008-2018「カタログ」「地図は八月の街の終わりに」「電話かもしれない」「陶古の女人」「晩来」「Tokyo Tourist Information」
各タイトルはこんな感じ。連作13本、合計100首、40頁で800円になります。デザインとか諸々、山階基さんにお願いしました。作品を集める/作る以外のことをだいたいやっていただいたので、作者としては頑張って売りたいですね。
「アーカイブ2020/2008-2018」は歌集ではなく、あくまで「連作集」として作りました。一首/連作/企画/歌集、のそれぞれの単位でやりたいことを考えていくと、連作のための構成と歌集のための構成は自ずと別物になる筈で、『光と私語』で時間をかけて(とても時間をかけて)徹底的に歌集用の構成を作ったのと同じように、第二歌集も(いまのところ特に予定はありませんが)おそらく初出一覧が付けられないくらいには並べ替えて作ると思います。
で。この「アーカイブ」はやがて来るべき次のレイアウトに至るまでの、初出の連作の形を残すためのものです。
私は人生の歩みと共に次々と作品を重ねていけるような強アララギタイプの作者ではないですし、フィジカルもメンタルも人並みとは言えません。第二歌集は無理でも、なるべく健康に制作できているうちに、少しでも形に残せるものは残していこう、という考えもだんだん出てきました。一年中マスクをつけて過ごしているうちに、お前もいつの間にか死んでてもおかしくないな、という気がしてきたのかもしれません。来年元気だったらまた来年の連作集を作るのも良いかもしれませんね。
ちょっと前までは過去作はネットに放流しておけばいいや、それこそnoteのマガジンとかで、というつもりだったんですけど、例の炎上以降、ずっとこのプラットフォームに作品積んでおくのもどうかなと思っている(と言いつつこの記事はnoteです。)
いずれにせよ皆様よろしくお願いいたします。