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自分が理想とする「仕事のできる人」になるためには。

先日、社内のLT(ライトニングトーク)があったのですが、そこでソーシャルネットワークの研究をやっているインターン生が、媒介中心性と言う考え方を用いて、仕事ができる人 or 仕事ができない人という、割とライトでない問題に解を出してくれました。

もう少し詳しく説明すると、カレンダーの予定から被っている人同士で線をつなぎ、部署同士を色々と跨いでいる人を媒介中心性が高いとみなし、ランキングを付ける。

と言った流れになります。

役割的な問題もあるかもしれないのですが、「他部署との絡みが多い人 = 多方面から仕事を求められる人」と言うことで、一定仕事ができるに値する一つの要素かなと思いましたが、この議論を踏まえて、

仕事ができる人とはなんなのか

について改めて考えてみようと思いました。

一般的に言われる仕事ができる人

「お前使えないな、今まで何してきたの?」とか、厳しい上司に言われた時、自分はよく「仕事ができる人、できない人」みたいなワードで検索して、自分は本当に使えない人間なのかな、、なんて一喜一憂してました。

こんな精神状態の時によく眺めていた「仕事ができる人」と言うのが、以下のような人でした。

見た目が整っている
性格が良い(真面目、前向き)
仕事に対する取り組み姿勢がしっかりしている。
(整理整頓、優先順位、決断力など)
挨拶・報連相がしっかりしている
プライベートも充実している

こう言ったワードをみて、いつかはこんなビジネスマンになれるように頑張ろう!とか思って、やる気の源泉にしてました。

しかしながら、今改めて考えると、上のような項目をすべて満たしているスーパーマンみたいな人、今までの仕事を振り返っていたかな?と思うと、全く思い当たりませんでした。

そして、いたとしても完璧すぎて人間味がないな、と感じます。

ある特定の分野はすごいけどある分野では自分と比べても劣る欠点があるくらいの人の方が、却って、尊敬できるし、その人について行きたくなる気持ちが湧いてきます。

今まで出会った仕事ができる人

スーパーマンみたいな人をイメージするよりは、社会人人生の中で出会った仕事ができる人を思い浮かべてみる方がよっぽどイメージしやすいなと思ったので、以下に列挙してみようと思います。

決断力があり決断の理由が明確である人

ベンチャーで事業執行の役割を担った経験のある方はみなこんな感じでした。執行経験がなくてもプロダクトマネージャーなどプロダクトに責任を持っている方もこう言った方が多いです。

会社の成果に結びつけられる人

営業の人はここを熟知している人が多いですが、会社の成果に結びつけること(色々ありますが、一番は顧客から対価をもらうこと)に対して、ひたすら考え抜いて、アプローチできる人。そして、失敗してもPDCAを回せる人はすごいなと思います。

出る杭が出まくっている人

エンジニアに多いですが、特定分野に対して、誰にも負けないくらいの深い知識をもたれているスペシャリストはやっぱりすごいな、と思います。個人の性格にもよると思うのですが、1つの分野にとことんのめりこめる人は、これを目指すのもありだと思いました。

視座、視点を変えて、人を説得できる人

私の尊敬するマネージャーの方はこんな方でした。エンジニアリング、ビジネス、マーケット、ユーザー視点、ドメイン知識の全てを併せ持ち、人によって視座や視点を変えて説得できる人です。これは自分も目指したいです。

修羅場に強い人

修羅場になるとその人の本性が出ると言いますが、修羅場を数多く経験していれば、そのような状況に陥っても冷静に的確な判断ができると思います。そう言った意味で、数々の修羅場を経験してきた人はどんな場においても的確な判断ができる人だと思います。

反応が早い人

前職のマネージャーがこんな方でした。反応が早い人は、チャンスとなればすぐに手を上げるし、ピンチの時も見逃さない。要は瞬発的な決断力があるので、優秀な人だと思います。

アウトプット量がすごい人

仕事ができる人は、仕事が回ってくるので忙しい方が多いのですが、それでもアウトプットするのはすごいことだと思いますし、現にそういう方が多いと思います。

気配りができる人

組織マネジメントに関わっている方は、併せて必須な心構えだと思いますが、これができる人は、忙しくても仕事に忙殺されず、冷静に周囲の雰囲気を感じ取れる人なのだと思います。

多くの人から頼られる人、いない場でも名前が出てくる人

冒頭の他部署との絡みが多い人と似てますが、多くの人から声をかけられる人、いない場でも名前が出てくる人は、やっぱり仕事におけるキーマンなのだと思います。

自分が理想とする「仕事ができる人」になるためには

「仕事ができる人」と言うワードで検索しただけでかなりの項目が出てくるので、全てをみたすスーパーマンを目指すのは、本当にナンセンスだと思います。

一番大事なのは、

自分が理想とする「仕事ができる人」になること

まさに、これに尽きると思います。

では、自分が思い描く「仕事ができる人」になるにはどうすべきか?

これは、自分がなりたいと思う上司や同僚(場合によっては後輩)を思い浮かべてベンチマークを作ることが大事だと思います。

また、ベンチマークを作ったら、その人の一番近くにいて、その人の立ち振る舞いを真似し始めることが大事だと思います。

私の場合は、まずは「視座、視点を変えて、人を説得できる人」を目指しているため、この能力に長けている開発組織のマネージャーの立ち振る舞いを常に目の前で参考にさせてもらい、時には壁打ち相手になってもらっています。

今、各方面で著名となっている方も初めは、師匠となる人のそばで修行を積んでいる人が多いと思います。

総理大臣の菅義偉さんも議員秘書時代がありましたし、最近本を読ませていただいたVC(ベンチャーキャピタリスト)の佐俣アンリさんも、駆け出しのころは、当時投資家として有名だった松山大河さんに弟子入りし、投資ファンドのイロハを学んだと書かれています。

まとめ

少し文章が長くなってしまいましたが、まとめると、

「仕事ができる人」というのは人それぞれできるという定義には違いがあると思うので、以下のキーワードを意識すると良いと思いました。

自分なりの客観的、主観的観点で仕事ができる人を洗い出して、
イメージできる形を作る。
自分が理想とする「仕事ができる人」を決めて、
その人の近くで立ち振る舞いを学ぶ。
(まずは真似ることからで良いと思います。)

こんな形で仕事ができない自分が、仕事ができるようになるためのアクションを言語化できたため、明日からまた頑張ろうと思います、(笑)。

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