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日本のIT技術者、年収540万円で26位 なぜ「安月給」?に思う

日本のITエンジニア(ソフトウエアエンジニア)の年収は2023年に世界26位。円安の影響があるものの日本のITエンジニアの給与水準は中国にも抜かれ、国際的に「安月給」になっている。

上記記事より抜粋

数年前までは、日本にはITエンジニアが不足しているので、海外に開発を依頼するオフショア開発の調整ができるエンジニアの需要が増えるのではないか?なんて思っていたのですが、上記の記事を見ていると、海外と比べて日本のITエンジニアは突出して賃金が上昇していないので、10年後とカニはオフショア開発自体の旨味がなくなりそうです。

上記の記事では日本のITエンジニアの給与が低い理由が色々と書かれていましたが、個人的には多重下請け構造で中間マージンが取られていることと、ITエンジニアを直接雇用する体力のない中小企業が多いという2点が大きな要因なんじゃないかと思ったりします。

私も下請け会社から派遣されて、SIerで働いていたことがありますが、ユーザー企業に行ってPMやってたら、それで既にユーザー→SIer→自社→私と間に2社挟まっているわけで、人月で言うと80人月程度の案件でPMをしていても、給与は300万円台前半だったりしたわけです。(まぁ、時代もありますが)

そのタイミングでユーザー企業や、SIerで直接雇用されていたら、さすがにもうちょっとは給与高かったんじゃないかと思うんですよね。ただ、日本でSIerやらIT関連の人材派遣会社に所属しているITエンジニアが多いのは、直接雇用できる体力や、ナレッジの無い中小企業が多いからなんじゃないかと思います。

SIerは悪というわけではなく、そういった企業にとっては必要な時だけITがわかる人を連れてきてくれる、非常にありがたい存在だったりもします。

そういった点を考えると日本のITエンジニアの給与が低い理由は、中間マージンが多段式に取られていることだけではなく、SIerを求める企業が多いことにも原因があるのではないかと思ったりします。

#日経COMEMO #NIKKEI

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