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日経新聞-経済教室-少子化対策の視点に思う

日経新聞の経済教室というコーナーで以下の記載が興味深かったです。

経済学の視点での「幸せ」は、子どもをもつ喜び、物質的豊かさ(消費量)、余暇時間量(好きなことに使える時間)の3つで構成される。

上記記事より抜粋

記事によると上記の3つのバランスを取りながら幸福を最大化するように行動するとのことです。まぁ、もちろん経済学の話なので、経済人であればという前提条件が付くのでしょうけど。

物質的豊かさを最大化しようと思えば、子供は持たずに余暇時間を労働市場に売ってお金を稼ぐ必要があり、子供を持つ喜びを最大化しようと思えば、物質的豊かさと、余暇時間量をそこに投資する必要がある。余暇時間量を最大化しようと思えば子供は持たずに、消費量も抑えて労働時間を減らす必要があるというトレードオフの関係になっているわけですね。

なるほど、そういう捉え方もあるわなぁーと思いました。

ちなみに上記の記事は、後半で労働時間が長いことが少子化の原因の一つだと書いているのですが、個人的には腑に落ちなかったです。というのも、以下が厚労省がだしている一人当たり労働時間の推移で、

常用労働者1人平均年間総実労働時間数

更にこちらが出生率のグラフなのですが、

厚労省HP出生の推移

出生率の低下に伴って労働時間が増えているわけではなさそうだからです。昔は、常用労働者が男性ばかりだったことを考えると、もしかしたら、夫婦あたりの労働時間は増えてるんじゃないかと思うんですが、それであればその情報があった方が良かった気がします。

#日経COMEMO #NIKKEI

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