『20代の生き方で人生は9割決まる!』という本があったので、既に20代が終わった私はこれで人生が占えるじゃんと思って読んでみた話。
20代の生き方で人生の9割が決まるというのであれば、私のここからの人生は既に9割方決まっているというわけです。んで、折角ならどんな人生になるのか知ってみたくて読んでみました。
ちょっと考えればわかることなのかもしれないのですが、この本はそういった、20代をこう過ごすとこうなるよと言うことが書かれている本ではなくって、20代は無駄なことは一斉せずに死に物狂いで働けば、俺のようにすごく稼げる人間になれるぜという本でした。
死に物狂いで働けというのが既に私には相容れないのですが、そのほかにも眺望のいいところに住めとか、5時間以上寝るなとか、ブランド物を買えとか書かれていて、ゆるふわで働いて、部屋はできるだけ安く、8時間ほど寝て、服はUNIQLOで統一している私からすると、理解の範疇を超えた内容ばかりが書かれていました。
「月に本を100冊買え」という主張は出版社や本屋の応援になる行為なので、本好きとしては歓迎ですが、購入価格は平均1,000円は超えると思うので、安く見積もっても毎月10万円、普通の20代が払うには厳しいのではないかと思ったりしました。
ただ、こういった理解の範疇にない人の話を聞く機会というのは、知人以外とのコミュニケーションを基本的には避けている私からすると、滅多にないことなので良い刺激になり面白かったです。これが読書のいいところでもありますね。
私なら、20代でお金を稼ぐこと以外しなかったら、色々後悔したんじゃないかなぁと思ったりします。
お金が無くて時間だけ無駄にある若いうちにしかできない経験って色々ありますし、大金を稼げるようになってもその経験は結局金で買えんのですよ。知らんけど。
こちらの本では友達なんざ要らん書かれていますが、仕事以外してなかったら学生時代の友達は30代になれば自然といなくなってるでしょうね。私の20代は音楽したり、ニートしたり、フリーターしたり、バイクで旅行したり、オンラインゲームしたり、とお金にならないことばかりしてましたが、それはそれで悪くなかったなとこの本を読んで不思議とそう思いました。
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