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アンケートで無料ギガに思う

店舗やイベントスペースの企画・運営を手掛けるBAKERU(東京・港)は、アンケートに答えるとスマートフォンのデータ通信容量を獲得できるサービスを始める。利用料金は無料で18〜25歳に限定する。データ利用料を抑えたいZ世代と、Z世代の声を集めたい企業からの需要を見込む。

上記記事より抜粋

いいなぁ。Y世代の私からするとY世代の声も同じように集めてくれてもいいよね。(というか通信量を安くしたい)と思ったりしますが、自分がこのサービスを始めるならやっぱりZ世代を対象にするだろうなと思います。

まず、アンケート結果をある程度高額で売るということを考えると何かしらの方向性でアンケート対象を絞り込む必要があります。対象がわからないアンケートも価値がないとは言えないですが、大抵の商品やサービスは対象ユーザーを想定しているので、そこにこたえるのであれば誰にアンケートが取れるのかは重要です。

次に色々な属性があるなか世代で絞りこんでいる理由ですが、これは括りとして母数が大きいからなんじゃないかと思います。ママ・パパとか、ギグワーカーなんて括りもありなんでしょうけど、世代と比べると数が減ってしまいます。

そして、色々と世代があるなかでZ世代を選ぶのは、まずスマホとの親和性が高いことです。母数だけで言えば団塊世代とかの方が多いんでしょうけどスマホでアンケートにこたえるというのが難しそうです。そういった意味でもZ世代は適当ですし、さらにZ世代は若いので世代でくくった際のパーソナリティのばらつきが比較的少ないです。子供がいる人、いない人、お金に余裕のある人、無い人の差が他の世代よりも少ないのでアンケート結果に一定の方向性が出る可能性が高いのではないかと思います。

また、流行に敏感だというのも一つの理由になりそうです。人によるのは当然ですが一般的に人間には年々頑迷になっていく傾向があります、これは経験がそうさせるのだと思っているのですが、そういった意味でもZ世代は携帯の契約が自分で出来る中では最も若い世代なので新しいものに対する忌避感が低く流行を作って行く可能性が高いです。

もう一つ追加すると、アンケートに答えてくれる可能性が高いというのもありそうですね、アンケートでもらえる通信料から考えると時給は数百円ていどになりそうなので、給与が高くなっている人は答えてくれなくなりそうです。そして現状の日本だと世代が上がるほど給与が高い人が多いのでやはりZ世代をターゲットにするのが良さそうです。

といった感じで、初めは私のようなY世代にもサービス提供して欲しかったのですが、自分がサービス提供することを考えるとZ世代以外はなさそうな雰囲気でした。まぁ、ギグワーカーとかもいいと思うんですけどね母数が少ないのでサービスとしては成り立たなそうです。

#日経COMEMO #NIKKEI

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