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所信表明に思う

岸田首相の所信表明がニュースや新聞で取り上げられています。こうやって新政権の目指すところが新聞やニュースで取り上げられるってのは毎度のことなので、今回の所信表明は衆院選を意識した内容にならざるを得なかったのではないかと思います。

以下の「分配」の第一の柱として紹介された労働者への分配の強化が気になりました。

次に、分配戦略です。第1の柱は、働く人への分配機能の強化です。企業が、長期的な視点に立って、株主だけではなく、従業員も、取引先も恩恵を受けられる「三方良し」の経営を行うことが重要です。非財務情報開示の充実、四半期開示の見直しなど、そのための環境整備を進めます。政府として、下請け取引に対する監督体制を強化し、大企業と中小企業の共存共栄を目指します。また、労働分配率向上に向けて賃上げを行う企業への税制支援を抜本強化します(所信表明全文より一部抜粋)

今年1月のダボス会議の主題にもなった「ステークホルダー資本主義」を、規制や、税制面の優遇などで国内企業に促していくというのが、上記の意図なんじゃないかと思うのですが、そう考えるとホント世間の流行りに乗っかってる感じがしますね。

私としては、これで給与が上がればうれしいですが、実効性が有るのかないのかと言うのは今回の所信表明からは分からなかったですね。まぁ、内容が多岐にわたる上に時間も限られているのでどうしようもないんでしょうけど。

#日経COMEMO #NIKKEI

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