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採用計画に占める「中途採用が全体の3割超に」思う

日本経済新聞社が21日まとめた採用計画調査(最終集計)で、2023年春入社の大卒の採用計画は22年春と比べて18.7%増となる。さらに22年度の中途採用は採用計画全体に占める比率が初めて3割を超える。デジタルトランスフォーメーション(DX)や脱炭素の需要が加速し、各社は即戦力である中途採用を重視する傾向を強めている。

上記記事より抜粋

採用計画に占める中途採用の割合が増えてきています。中途採用の割合が増えるということは、転職市場が活性化するということです。

勢いのある会社が人を集めやすくなったり、社内では自分のスキルが活かせてない人が、自分のスキルを活かせる職場に転職しやすくなったりするので、転職市場の活性化は、労働力分配の効率化につながることが考えられます。

労働力の適切な分配は、生産性の向上につながります。また、労働力分配の効率化によって、企業のレジリエンス(変化への対応力)が向上することも考えられます。

私は、中途採用の割合が高い会社でしか働いたことがないのであくまで想像ですが、新卒入社ばかりの会社は、他社を経験したことのある人が少ないためガラパゴス化する可能性が高いのではないでしょうか。中途採用によって、他社を経験した人の割合が増えることで、社内のガラパゴス化が解消されるというメリットもあると考えます。

ガラパゴス化の解消がデメリットになる場合もあると思いますが、中途採用の割合が増えた会社では、社内でしか通用しない知識やスキルよりも、ポータブルスキルが重視されるようになることが考えられるので、少なくとも労働者にとってはガラパゴス化の解消は良いことだと思います。

#日経COMEMO #NIKKEI

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