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海外移住、選択しないという選択

日本人の海外永住が増え続けている。生活拠点を移した永住者の数は2023年時点で前年比3%増の57万4727人となった。ここ20年ほど増え続け、新型コロナウイルス禍があっても右肩上がりの状況だ。背景には社会保障改革や男女平等が進まない日本に住み続けることへの長期的な不安があるのでは、といった指摘も出ている。

上記記事より抜粋

以前、オンライン英会話を5年ほどやっていたのですが特に海外移住を見据えてとかというわけでもなかったので、私はあまりリアルに海外移住を考えたことはないです。とはいえ海外に出たくないというわけでもないという、海外移住に対してどちらの方向にも志向を持っていない人間なんですが、移住する人がいるというのは分からなくもないなぁと思います。

どういった人生を過ごしたいか?ということに関わってくるんだと思いますが、例えばお金を稼ぎたいんだという場合に、能力があるのであれば日本よりも海外で働く方が簡単に目標を達成できるでしょう。また、グローバルな仕事をしたい場合には日本にはその目標を達成できる職業が少なすぎますし、上記の抜粋でも書かれているように、女性が仕事をバリバリしたい場合も海外で働くというのは目標の達成を簡単にする一つの方法だと思います。

海外に行く人というのは能動的に選択をしているので、基本的に日本にいる場合と、海外に移住した場合の損益を天秤にかけて考えられているのだと思いますが、逆に国内に残るという選択をした人は、多くの場合、選択しないという選択をしたことに意識的でないので日本にいる場合と、海外に移住した場合の損益について考えたことがないのではないかと思います。

こういった記事を見た機会に自分がどういう人生を歩みたいのか、そのために選ばれない将来でなにを失うのかというのを意識してみるのも悪くないんじゃないかなぁと思ったりしました。

#日経COMEMO #NIKKEI

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