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SNS有料オプションと、アテンションエコノミー

上記の記事では、イーロン・マスク氏の友人でもある、エンゼル投資家のカラカニス氏がツイッター・ブルーの広告を減らす特典について「まっとうな取引だ」と言ったということが書かれています。

個人的には広告によって注意力を奪われるぐらいならお金を払って解決したいので、「youtube」や「twitter」が行っているサブスクの形式については私も「まっとうな取引」だと感じています。まぁ、私は広告への恨みが深すぎて、どちらも元から断つ(そもそも見ない)ことにしましたが。

「youtube」や「twitter」で有料オプションが出てきた裏には、アテンションエコノミーっていう言葉が流行り、自身の注意力を守るためならお金を払っていいと考える人が増えてきたことと、Cookie規制やプライバシーの観点から効果的な広告が出せなくなり、ネット広告の勢いが衰えたことなんかが影響しているのではないかと考えています。

ちょっとしたお小言ですが、記事の中ではSNS有料化は「必然」とカラカニス氏が言ったような記載はなく、この記事のタイトルは誤解を招く気がします。また、SNS有料化というのも記事の中には書かれておらず、SNSに有料オプションが出てきたというのが正確な表現でしょう。

SNS有料化と書くとギョッとして記事を読んでしまうという狙いがありそうで、記事に書かれていない内容からタイトルを作っている点と併せて、正確に情報を伝えるよりもクリックさせることを優先したタイトルだと感じました。

#日経COMEMO #NIKKEI

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