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帰属意識について妄想

それを帰属意識と呼ぶのが正確な日本語なのかはわからないんですが、例えば自分の所属する集団や民族について良い評価が下された時に、自分自身が評価されたように感じる人がいるようです。そういう人を帰属意識が高い人と便宜的にいうことにします。

言語化すると「そんな人本当に存在するのか?」と疑問に思ってしまうんですが、巷には「日本万歳」と言った方向性の番組や本が溢れ、「祖国を再び偉大に」みたいな標語がもてはやされたりもします。そう言ったものがあるということは、それを喜ぶ人が少なからずいるということなんだと思います。

喜びは多いに越したことはないと思います。例えば自分の卒業した学校からノーベル賞受賞者が出た時に、「〇〇さんを輩出した学校にいられることを誇りに思います」とか、災害が発生した時に暴動が起こらず他国のTV番組で素晴らしい民族だと取り上げられた時に、「同じ日本人として嬉しいです」とか。
そうやって、自分の所属している集団への称賛を自分のことのように感じられるというのは、人生でテンションが上がるイベントが多くなるので良いように感じます

ただ逆に、外国のビーチで騒ぐべきでないタイミングで同じ所属の人が騒いだり、自分の民族が特定の民族を虐殺した場合など、自分の所属する集団が加害者になった時に、帰属意識の高い人は自分の感情にどう折り合いをつけているのか気になります。

以下は妄想ですが
加害者は他人なので自分とは関係がないと切り捨てることはもちろんできると思います。ただ、そうしてしまうと所属集団への称賛を自分のことのように感じていた自分との間に矛盾が発生してしまいます。そして、特に頭の良い人はそう言った自己矛盾に気づくので、自分の所属集団が加害者になった事実をそのまま受け入れることが出来ないのではないかと思います。

長くなってきたのでこれぐらいで。

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