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2024年6月に読んだ本まとめ

今月は数は少ないものの、小説、タレント本、哲学者が書いた本、実用書とバランス良く読めたなぁという印象です。まぁ、バランス取る必要あるのか?という疑問もありますが、個人的にはあまり偏ると飽きてくるので、このぐらい雑多な方が良いなと思います。

浅倉 秋成著『家族解散まで千キロメートル』

以下にまとめました

永野著『僕はロックなんか聴いてきた〜ゴッホより普通にニルヴァーナが好き!〜』

逆張りしがちなので、J-POP全盛の時代に私は洋楽ばかり聴いていた。

そんな青春を送っていたので、この本でも取り上げられている、レッチリとか、ニルヴァーナとかU2、Blur、Korn、Limpなんかは、いやぁ、わかるわぁと膝を打ちながら読ませてもらった。

中でも、Sugar Rayについては膝打ち過ぎてちょっと痛かった。私のオールタイムベストを10枚入れるとしたら「14:59」か「Best of Sugar Ray」(When it's overが入ってる)は是非とも入れたい。長野さんが書かれているように丁度いいんですよね。聞いてて疲れないし、癒しを押し付けても来ない。Sugar Rayにそれを感じている人が他にいたってのが嬉しすぎて膝が無くなった。

まぁ、私は歌詞とか読まないので歌手が何言ってるのかはわかってないんですけどね。

この本には、永野さんのロックの定義がどのようなものかが表現されているのだと思うのですが、私はそのロックからは対極にいるような人間なので、だからこそ彼の語るロック(逸脱)に惹かれるところがあるのかもしれないなどと思った。

永野著『オルタナティブ』

誰しもここで永野さんが言うようなオルタナティブな部分というのは持ってるんじゃないかと思ったりしたけど、どうなんだろうなぁ。私が共感するところが多少あったからそう思ってるだけなのかもしれない。

前作、『僕はロックなんか聴いてきた 〜ゴッホより普通にニルヴァーナが好き!』では音楽の話が中心でしたが、今作は映画、自分語りと範囲が広がっています。カバーよりもコピーバンドの方が元のアーティストへのリスペクトがあるとか、本物を目指す偽物の可愛さみたいな話は結構興味深かったなぁ。

マクシム・ロヴェール著『フランス人哲学教授に学ぶ 知れば疲れないバカの上手なかわし方』

バカという言葉はあまりに意味が広くなりすぎていて上手くつかめないし、もしつかみ切ったと思っているのであればそれはその人自体がそうなっているからなんじゃないかと思う。

バカの定義の一つに良くあろうとする努力を怠っている人というものがある。我々は大抵、相反する二つの状態の間でバランスを取りながら生きている。そういった努力を放棄して極端に振れたり、あやふやな状態が耐えられずわかり易い答えに飛びついたりする人はこのバカの定義に当てはまっているといえる。

雑草なんて草はない、雑草はあなたの無知の表れだとかよく言うと思うんだけど、それと一緒で、自分が理解できないものをバカだという人が意外といる。これは結局のところ自分の理解できないものを理解しようとする努力を放棄し、ラベルを貼ることでそれ以上の思考を止めてしまった、良くあろうとする努力を怠ったバカの一例と言えるだろう。

子供の頃、バカという人がバカなんですと言っていた友達がいたが、あれは狭い範囲ではあるもののバカという言葉の、一つの芯を捉えた発言だったのだなぁなどと思った。

三好 康之著『天使に教わる勝ち残るプロマネ』

プロジェクトマネージャ試験の動機付けには丁度良い気がします。プロジェクトマネージャには色々なことが求められるので、内容的にはPMBOKガイドなどを見ただけではわかりづらいソフトスキル関連が、広く浅く紹介されているなという感じです。

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