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人材確保のための待遇改善と、在留期限を無くす件について

新型コロナウイルス禍で落ち込んだビジネスの回復をにらみ、企業が働き手の待遇見直しを急いでいる。自動車や飲食など期間従業員(総合2面きょうのことば)やアルバイトの求人を増やしている。労働市場の一部で逼迫感も出ており、非正規従業員の待遇改善につながれば経済正常化の動きにも弾みがつきそうだ。

(上記記事より抜粋)

仕事を「手順化可能な仕事」と、「手順化できない仕事」に分けて考えると、上記の記事では「手順化可能な仕事」について、人材の取り合いになっていて待遇が改善されていると書かれています。

待遇を改善しないと働き手がいない状態と言うのは、そもそも待遇が悪すぎることが考えられるので、こういった変化は労働者にとっては良いことです。まぁ、体力のない企業の経営者からするとつらい状態だとは思いますが。

先日、「特定技能」という在留資格について在留期限を無くす方向で調整しているという報道がありましたが、この在留期限の無期限化も「手順化可能な仕事」を対象としていて、上記の職種ともろ被りなので、待遇改善の流れが止まるのではないかと危惧しています。

私は多様性の観点などから、外国から労働力を受け入れることについて賛成の立場ですが、待遇を改善しないと働き手がいない仕事をしてもらうために受け入れるというのは反対です。

少し斜った見方ですが、この国は体力のない企業を生かすための政策が多すぎるような気がしています。と言うよりは、現状を維持するための政策が多すぎるという方が正しい見方かもしれないですね。

#日経COMEMO #NIKKEI

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