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「週休3日で人は学ぶか?」に思う。

政府は18日に閣議決定を予定する経済財政運営と改革の基本方針(骨太の方針)に、週休3日制の導入促進を盛り込む見通しだ。期待している効果のひとつとして、「学び直し」の活発化がある。が、学ぶための時間をつくり出せば、人は学ぶようになるものだろうか。そう単純にはいかないことをデータは示しており、人を学習へと導くには別の視点も必要だ。(上記記事より抜粋)

時間を与えれば人は学ぶようになるわけではなくて、学ぶ動機を持っていることが肝要です。

学ぶ動機を持っている人に、週休3日制を選択させることは企業や、労働者にとってメリットがあるといえますが、動機を持っていない人に時間だけを与えても、コンテンツの消費量が増えるだけで企業、労働者どちらにとっても良いことはないのではないでしょうか。(もちろん、残業が多い業種の人などであれば休むだけでパフォーマンスが上がる可能性は否定しません。)

記事によると多くの人が学ぶ動機を得るのは、職場で自分のスキル不足やを感じたときであり、逆に学ぶ動機を得ずらい職場と言うのは、新しいことにチャレンジできない、年功序列で役職が回ってくるような日本型組織なので、枠組みだけでなくそれが利用されるような職場環境の整備が必要だと書かれています。

もう一つ追加すると、所謂アルゴリズム的仕事(定型化可能な仕事)の場合も職場から学習の動機を得ることは難しいのではないでしょうか。更にこちらは職場環境の整備で変えることができないためより解決が難しそうです。

上にもちょろっと書いていますが、週休三日制は一括で会社毎で導入だけでなく個人単位で選択可能にする必要がありそうです。

#日経COMEMO #NIKKEI

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