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ナイキの「デジタル靴」に思う、私がNFTにテンションが上がらない理由。

米ナイキがメタバース(仮想空間)でのスニーカービジネスに動き出した。非代替性トークン(NFT)技術を用いたバーチャルスニーカーに進出したほか、1日あたり5000万人が訪れる人気オンラインゲーム「ロブロックス」にも店舗を設置。リアルで磨いた世界的なブランド力を仮想空間にも浸透させ、デジタルネーティブの若い世代とのつながりを目指す狙いがある。

上記記事より抜粋

ナイキがNFTのスニーカーを販売しているというお話。「ロブロックス」内で発売されるということは、NFTのスニーカーはアバターに履かせることができるようになるということなんでしょう。

「ロブロックス」は、他のゲームに比べプレイヤーの年齢層がかなり低い印象なので、メタバースで若いうちからブランドに親しんでもらえれば、現実のスニーカーの購買にもつながるし(どっかで聞いたような戦略ですね)、NFTのスニーカーを発売することは、新しい技術で後れを取らないことにつながるのでナイキとしては一石二鳥の戦略と言えそうです。

NFTを利用したデジタルアイテム(作品)がにわかに盛り上がっていますが、私としてはなんかのっていけない流行です。
理由を考えてみたのですが、芸術作品に利用されている場合は、現実世界でも蒐集家ではないので何かを集めようという気にならない。アバターの見た目を変えられるアイテムに利用されている場合も、現実世界でファッションについて考えたくない私としては興味がわかない。

上記のように私は、NFTを利用したデジタルアイテムと親和性がそもそも高くないんじゃないかと思い至りました。投機目的以外で、NFTを買うにも相応の資質がいるなぁと思った次第。

#日経COMEMO #NIKKEI

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