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大手小売りが別会社でITエンジニアを募集する理由

優秀なIT(情報技術)エンジニアを集めるため、新たな形態のシステム子会社が登場した。IT業界の「標準」に合わせた待遇や勤務形態を備える「受け皿型」の子会社だ。ニトリホールディングス(HD)やビックカメラ、カインズの事例からその効果を読み解く。

上記記事より抜粋

エンジニアを採用するために、システム子会社を立ち上げるケースが出てきているようです。

初めにその話を聞いた時には、親会社の社員の給与テーブルと募集要項が合わないのでそこの矛盾を解決するためなのかなぁと思っていたのですが、上記の記事を読んだところ別の理由もあることがわかりました。

ニトリ、ビッカメ、カインズはいずれも大手小売りです。私は小売業では働いたことがなかったので、想像もつかなかったのですがそういった会社では、職種に関わらず服装や、髪型、装飾品の有無が規定されている場合があるようです。

金髪にしたいとか、ピアスを付けたいという希望は特にないですが、私もスーツを着なくなってかれこれ9、10年?とか経っているので、今更スーツを毎日着ろと言われるとつらいものがあります。

また現状、販売スタッフはリモートワークが出来ません、そこに引っ張られて本社機能の人たちもリモートワークが不可になっていることがあるようです。

一応エンジニアという職種で働いている私からすると、他の社員が出社しないといけないのだから、あなたの仕事はリモートでもできるけど出社してというのは飲み込みづらいです。

小売企業が同一でエンジニアを集めようと思った場合、現状の社内ルールを運用に齟齬なく変更したり、給与テーブルの見直しや、既存社員が不満を持たないような理由付け・説明が必要になるので、スピード感を持った採用は望めなくなります。そういった意味で、DXに向けてスピード感が求められるITエンジニアの採用は別会社でやった方が理にかなっているというわけですね。

#日経COMEMO #NIKKEI

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