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2030冬季オリンピック・パラリンピック札幌招致見直し案発表

アジア大会 中国・杭州が開催されています。競技に真剣に打ち込む選手の姿は本当に胸を打ちます。

オリンピックもそうですが、参加する選手たちのためにも、予選・本選も含めて公平・公正さをできるだけ確保して欲しいと思います。貧しい国からも、政情不安定な国からも、スポーツを目指す選手たちが安心・安全な環境でスポーツに打ち込み、努力の成果を競い合っていけるようにしてほしいと思います。

華やかな大会は目を見張るものがありますが、本当はそういうところにお金をつぎ込むのではなく、参加するすべての国々でスポーツを行う環境を整え、スポーツの裾野を広げていくためにもっとお金を使ってほしいと思います。

日本や先進国と言われる国々は、大会を自ら誘致してその華やかさを競い合うのではなく、貧しい国でも、スポーツ環境が整っていない国でも、そのような国々で質素でも本当の意味でのスポーツの祭典が開けるように、国際的に協力していくことの方がはるかに意義あることのように感じます。

日本はいまだに東京オリンピック・パラリンピックのコスト増も談合もきっちりと総括と反省ができているとは思えません。

そんな中で、2030年冬季オリンピック・パラリンピックの札幌誘致に関して札幌市が見直し案をまとめたとのニュースがありました。

[NHK 北海道 NEWS WEB 10月03日 18時27分]

この案で本当に東京のような談合はふせげるのか、コスト増が防げるのか疑問です。オリンピック・パラリンピック誘致の意義から見直しても良いのではないでしょうか?

2023年4月に朝日新聞が札幌市長選挙に合わせて行った世論調査では、札幌開催の賛否について、「賛成」が38%、「反対」が47%で、反対が上回っていたといいます。

[朝日新聞 2023年4月3日 6時00分]

市民団体が9月28日、2030、34年の札幌冬季五輪・パラリンピック招致の是非を問う住民投票条例の制定を求める直接請求にむけた署名活動を始めたとのニュースもありました。

[朝日新聞 2023年9月28日 22時00分]

多くの市民の同意が得られない中で強引に札幌への誘致を進めるよりも、私は、日本は特に先進国以外での開催に向けて、また、世界のスポーツの公平・公正な発展のためにつくしていく道を選ぶべきではないかと思います。

質素でも競い合う選手の姿はきっと感動を呼ぶはずです。

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