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職業の選択肢

今の子供たちは将来どのような職業の選択肢があると思っているのでしょうか?
普段の生活の中で、子供たちは職業の選択肢についてどのぐらい知る機会があるのでしょうか?

職業の選択肢の種類や幅という点では昔よりもずっと広がったのではないかと思う反面、様々な仕事の面白さや難しさ、やりがいや、その職業のために必要な準備など、なかなか知る機会がないのではないかと思うこともあります。

そんなことを思って、ネットを調べてみると、中学生や高校生に向けて様々な職業や進路を紹介する書籍やサイトがあることを知りました。

ためしに、以下の2冊の本を買ってみました。

「新 13歳のハローワーク」(幻冬舎)

「大学選びのための職業・進路案内 夢が見つかる533職業」(東進ハイスクール/東進衛星予備校)

これらの本には私の知らなかったような職業も紹介されていました。勉強や練習など大変な努力が必要な職業や、資格や免許が必要な仕事もあります。専門的な勉強をしてからでないと就けない職業もあります。

どんな職業があって、どんな準備をする必要があるのか、早くから知ることができれば、将来の選択肢を広げることもできると思います。どんな仕事があるのか、早いうちに知ることのメリットは大きそうです。

そして、進路を決める際には、自分がどんなことが好きで、どんなことに向いているのか、いろいろ考えてみるのが大切です。

一方、私たち大人は、子供たちが、自分たちの夢や、興味や、志や、家族や周りの人たちを思う気持ちを実現するために、できる限り自由に進路や職業を選択できる条件を整えてあげる必要があります。

お金がないために好きな勉強ができない。目指す職業に就くための教育が受けられない。そんな本人の努力や能力や向き不向きとは別なところで、職業選択の幅が狭められることがないように、そしてどんな職業でもまじめに働いていればちゃんと暮らしていけるように。うそや暴力に手を染めなくてもちゃんと生きていける社会にしていくのは私たちのつとめなのだと思います。

それにしても、うえで紹介した書籍にはあれほど様々な仕事が紹介されているのに、地質学がかかわる仕事はあまり紹介されていないことがわかりました。これでは子供たちにとって、地質学がどのような職業に結び付くのかなかなかイメージがわきませんね。

地質学は魅力がある学問だと思います。そして社会に役立つ仕事にも結び付くはずです。そんな仕事を子供たちにもこれからぜひ紹介していけたらと思います。

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