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メーデー

5月1日の今日はメーデー。労働者の祭典、国際労働者の日などとも呼ばれています。

一口に労働者といっても、労働条件は様々で、生活が苦しくてなんとか改善したいと思っても、企業の規模や、雇用形態、複雑な給与体系、さらに税金や保険料、物価高など、さまざまな要素が絡んでいて、解決の糸口が非常に分かりにくくなってきているように感じます。

雇用主と言えども大企業の下請け企業の経営者などは、労働者と同じように苦しい状況に置かれている人も多いのではないかと思います。

そして職場では、労働者が団結して労働環境について交渉したり、学んだりしづらくなってきているのではないでしょうか。複雑な雇用体系は労働者同士のつながりを分断しているようにも感じます。

働けど働けど生活が苦しく、その原因も解決の糸口も見えないのだとしたら、まず私たちはその根本にある原因を知るために、賢くならなければならないのだと思います。社会の仕組みを学ぶ必要があると思います。

「なにをしても世の中は良くならない」とのあきらめが、裏金作りに精を出すような人たちを喜ばし、私たち自身の首を絞めることになるのではないでしょうか?

寅さんがよく口にしていたことば、「万国の労働者よ、団結せよ!」の精神は、実は今の社会にこそ重要なことなのかもしれません。

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