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秩父で原点を思い出す

この週末は埼玉県の秩父市にいました。

地質学を仕事にする人、研究する人、学ぶ人、そして地学をもっと知りたいと思っている人たちの研究会に参加するためです。

石灰岩開発で有名な武甲山山麓を巡検し、石灰岩開発の様子や、付近の段丘と湧き水の様子、秩父札所など、人々の暮らしと地質とのかかわりについて見学し、説明を受けてきました。

私が高校の時の地学の先生、大学の時の先生や同期、先輩、後輩、小さい頃から野尻湖の発掘などでお世話になった方など、懐かしい方々に久しぶりのお会いすることができました。本当に私が地学に触れることになった原点ともいえる方々です。

そして地学を学ぶ若い学生さんたちにもお会いしました。

最近学校で地学を学ぶ機会が減ってきていると聞きます。その中で意欲的に地学を学び研究する学生たちの姿に勇気づけられました。

地学は、地下資源はもちろん、建設の際の地盤調査、地下水・土壌汚染など環境問題、核のゴミの地層処分問題、地震災害や土砂災害などなど、私たちの生活のあらゆる面でかかわっています。

地学教育に奮闘する先生方や、いろいろな方面で地学を通して私たちの生活を安全で豊かにしていこうと努力するたくさんの人たちと交流できて、とても刺激になりました。

この研究会では地学に関わる様々な社会問題について、その実践や研究に基づく専門的な見地から声明などを発表しています。私もその内容を学び、理解しながら、このnote でも発信していきたいと思います。

それにしても、秩父も暑かった。。。

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