見出し画像

日本初、世界5か国目の月着陸成功になるか

日本初の月面着陸を目指す小型月着陸実証機「SLIM (スリム)」とX線分光撮像衛星「XRISM (クリズム)」を搭載した国産ロケット「H2A」が。2023年9月7日、打ち上げに成功しました。SLIM も XRISM もそれぞれ予定軌道への投入に成功したとのことです。

[毎日新聞 2023/9/7 09:38 (最終更新 9/7 13:15)]

この SLIM と XRISM の詳細についてはJAXAの特設ページにもいろいろな情報が掲載されています。

SLIM は今後地球を周回しながら、機能確認や気同調性を実施し、その後自分の持つ推進系で月へ向かいます。月への着陸は2024年1~2月ごろになる予定だそうです。

XRISM は銀河を吹き渡る「高温プラズマ」のX線精密分光撮像を通じて、物質やエネルギーの流転を調べ、天体の進化を解明するとのことです。

宇宙探査は、純粋に私も大変興味があります。特に月着陸に関しては、今後実際に月での地質データのサンプリングや分析、そして観測機器の設置など、様々な可能性を広げるもので、とても楽しみにしています。

JAXA は1969年6月13日の参議院科学技術振興対策特別委員会において宇宙開発事業団法に対する附帯決議がなされています。その内容は我が国における宇宙の開発及び利用に係る諸活動は、平和の目的に限るというものでした。

宇宙開発事業団法に対する国会の附帯決議
(1969年6月13日参議院科学技術振興対策特別委員会、抄録)

政府は、本法の施行にあたり、次の事項に留意すべきである。
1 すみやかに宇宙開発基本法の検討を進め、その立法化を図ること。
1 我が国における宇宙の開発及び利用に係る諸活動は、平和の目的に限り、かつ、自主、民主、公開、国際協力の原則の下にこれを行うこと。
1 人工衛星及びその打上げ用ロケットの研究、開発及び利用にあたっては、各種研究機関との連携を密にし、学術の進歩、産業技術の発展、国民生活の向上及び人類社会の福祉を図ること。

しかし、その後2012年には改正宇宙機構法が成立し、JAXA の事業を「平和目的に限る」とする規定がなくなりました。

[日本経済新聞 2012年6月20日 20:29]

私はぜひ日本の宇宙開発に関連する研究や技術開発は、宇宙や私たちの住む地球の謎を解明し、私たちの科学的知識や技術の進歩のために、そして生活を豊かにするために活かしていってほしいと思います。JAXAの技術が決して戦争に使われないことを願います。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?