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自分が誰かに気持ちよく話ができたように、誰かに気持ちよく話をさせてあげたい

自分が普段考えてきた技術的な課題を誰かに聞いてもらうということは、ものすごくうれしいし気持ちの良いものです。

特に、相手が心地よく相槌を打ってくれて、私が特に気にかけて考え抜いたところを、あるいはちょっと検討不足で理論的に弱いなと感じているところを、的確に疑問を投げかけてくれて、反論とともに示唆を与えてくれて、私自身、議論が深まり、理解が深まるようなディスカッションができたと感じるときは、すごくうれしいものです。

私もそのような、打てば響くような議論の相手になれたらいいなと思います。

このような議論に年齢や、先輩後輩は関係ありません。相手の興味に共感し、相手の疑問点や課題を理解し、同じように苦労して技術的課題に取り組んできた同志として、話を聞いてもらったり、話を聞いてあげたりすることができたら、同じ技術者としてこんなうれしいことはありません。

技術士の口頭試験でも、試験官とこのような境地に持ち込めたら最高なんですけどね。

これは技術のことだけではありませんね。普段の生活の中でも、家族や友人との何気ないやりとりの中でも、お互いに話せてよかったと思えるような会話ができるといいなと思います。

相手の話すことに興味を持つ。相手を尊重する。自分に置き換えて考えてみる。そんなことが必要だということでしょうか。

私が話せてよかったと思うのと同じように、相手にも話してよかったなと思ってもらえるようになるには、私にはもう少し修業が必要なようです。

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