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誰が去っても組織はまわり事業は継続されていく

今まで多くの人たちが自分のいる組織から去っていくのを見送ってきました。異動していく人、転職していく人、定年を迎える人、様々な理由はありますが、誰でもいつかは組織から去っていく時が来ます。

組織のなかで卓越した技術力やリーダーシップを発揮してきた人が去っていく時には、残された私たちはこれからどうなるのだろうと途方に暮れたものです。

それでも組織は回していかなければならず、去っていった人の役割を残された人たちで少しずつ担いつつ、事業は継続されてきました。去った人の分をカバーして今まで以上に優れた能力を発揮する人が出てくるのも何度も見てきました。

組織とはそういうものなのだと思います。絶対にこの人なしでは成り立たないというような脆弱な組織では、何十年もの間石油を生産し事業を継続し続けられるはずはありません。

私も間もなく去る立場ですが、そのような意味で私は全く心配していません。

また一方で、私の現在いる部署は技術スタディを行い、開発プランを立てていく部門です。データをどのように扱い、見ていくか、経験も必要ですし、油層を正しく理解し新しい技術を取り込んで新しいアイディアで開発を進めていくことも重要で、地道な個人の奮闘も大切です。

経験の蓄積や、柔軟な発想、そして自分の仕事に対する誇りも大切にしてほしいと思います。

私も自分なりに努力してきたという自負はありますが、限界もありました。若い人たちがこの先、私が思いもつかなかった発想で事業を展開していく姿が楽しみです。

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