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メモリースポーツの練習に便利なツール9選

メモリースポーツ、してますか?


してない方はこちらを見て下さい。


してる方、ようこそ。
毎日練習をする中で、もっと効率の良い練習方法はないかな?と思うこと、ありますよね。僕は毎日思っています。
もちろん練習の中身、質、量を工夫して改善し続けるしかないのですが、それらをサポートしてくれる有効なツールについて今日は紹介します。
※どちらかと言うと、情報がまとまっているサイトというよりは練習を効率化するツールの紹介がメインです。

色んなサービスを使いこなして、練習効率をアップさせましょう!


①Memory League

もはやツールとは呼べないくらい必需品になっていると思いますが、正直メモリーリーグだけあれば何とでもなります。
トレーニング環境、レベル設計、対戦、ワールドツアー、世界ランク、フォーラム、などメモリースポーツを続ける上で必要なものが全て備わっています。

少し古いですがメモリーリーグの登録方法はこちら↓

僕はメモリーリーグの無い時代からメモリースポーツをやっているのでありがたみを肌で実感していますが、このサイトの登場によって環境は大きく変わりました。
それまでは練習するためには大会の過去問を手に入れる必要があり、公開されているごく一部の過去問を除いて、「過去の大会に参加したことのある模擬問題を作れる人を探して、その人に直接交渉をして手に入れる」か「自分で問題を作成するツールを開発する」必要がありました。

5分数字などはExcelでランダム関数を使えば練習できますが、顔と名前や歴史の年号は苦労しましたね。
タレント名鑑をコピーして顔写真だけ切り取って単語帳にしたり、世界各国の首脳の名前のデータベースを作ってランダムに覚え直したり…
過去問をやるために大阪まで日帰りで行ったこともありました。
往復3万円かけて5分の顔と名前をやりに行く世界です。恐ろしい。

これに比べれば、メモリーリーグはいくらでも家で練習ができてしまいます。有料で無限回に開放しても年3000円くらいだったと思います。
1日10円!練習すればするほど得になる!素晴らしいですね。

メモリーリーグだけで十分ですが、さらに効率化するために他のツールも紹介します。

②メモアカ

僕の会社のメモアカで作ったサイトです。
メモリーリーグとの最大の違いは、記憶術を学べるスライドが付いていることです。
メモリーリーグだけでももちろん楽しめますが、楽しむためには記憶術を身に付ける必要があり、それを最短で可能にしているサイトです。

また、ハードルとなる数字の変換表やトランプの変換表についても例で全てを公開しているので、メモリースポーツを始めるための準備としてかなり使えると思います。
トレーニング機能も備えているので、日々の練習にも使えます。
随時機能改善はしているので、さらに使いやすいサービスにしていきます!

メモアカで基礎を学び、トレーニングをしながら、メモリーリーグで実践して対戦を繰り返して成長する、というのが王道ルートでしょう。

③GAMA Online

メモリースポーツはメモリーリーグだけではなく10種競技も存在します。こちらは10種競技を運営している団体の1つであるGAMAという組織が公開しているトレーニングサイトです。
実際に出題される形式に合わせたトレーニングをすることができます。

10種に挑戦する選手にとっては必須のツールだと思います。特にランダムイメージなどはメモリーリーグのImagesとは大きく異なるので、ここでしか練習できません。
僕は今はメモリーリーグが主戦場なので使っていませんが、10種に出る時には事前準備としてこちらがメインになる気がします。

④hinemos

hinemosは目隠しキューブ(BLD)のためのサポートサイトですが、メモリースポーツの機能も有しています。(BLDもメモリースポーツの一種ではあると思いますが)

カードと数字の変換練習や記憶のトレーニングもできます。統計もしっかり出るので、そこに関してはメモリーリーグよりも便利かなと思います。

メモリースポーツで強くなるためには、自分の試技についての復習や分析がかなり重要です。練習する時間より復習や分析する時間の方が長くても良いくらいです。
そしてその分析のためには自分のデータを統計で取っておく必要があるんですね。メモリーリーグには残念ながらPBや勝利回数くらいしかデータが無いので、変換スピードや毎回の試合結果は自分で別で取らないといけません。
それが手間にもなってしまうので、hinemosのような練習しながら自動で統計を取ってくれるサイトはかなり助かります。

⑤シロトナカイさんのメモリーリーグ集計ツール

統計が大事、と言いましたが、メモリーリーグの統計に一番使えるツールをシロトナカイさんが公開してくれています。
僕も愛用しています。めちゃくちゃ便利。

使い方はリンクのnoteを見てもらえればと思いますが、メモリーリーグで練習が終わった後にすぐこのツールを使ってデータベース化、復習ができるので1回の練習で何倍もの効果を得ることができます。
特にInterとNamesに有効だと思っています。

シロトナカイさんは実際にInterとNamesで間違いなく世界トップクラスの実力を持っているので、ツールの有効性も折り紙付きです。

⑥Mullen Memory

練習で困った時はどうするか。神の教えを聞きましょう。
メモリースポーツ界で神は誰か?と言えば恐らく全員がAlex Mullenと答えるでしょう。メモリースポーツ界の歴史の中で最強と思われる現役選手です。

なんとその神が自分でサイトを持っており、テクニックを惜しみなく書いてくれています。
場所法の基本から、練習時間や内容についてまで、本人の言葉で書かれているので非常に参考になります。
全て英語ですが…困ったら翻訳サイトを使ってください。メモリースポーツは英語の情報が圧倒的に多いので、英語力はあるに越したことはないです。

⑦WeChatの最強大脳胡小玲

リンクの貼り方すら分からずすみません。知る人ぞ知るツールです。日本で使っているのは僕を含めて2人くらいだと思いますが紹介します。

中国のスーパーアプリWeChatというのがあります。日本でいうLINE+X+Instagram+YouTube+TikTok+PayPayみたいなアプリです。すごい。
中国ではこのアプリが無いと生きていけないので全員インストールしていますが、日本だとあまりなじみが無いですね。

2016年に香港の大会に行った時に、中国選手から教えてもらったツールだと思います。
まずはWeChatをインストールして、その中で「最強大脳胡小玲」と調べてフォローして見て下さい。僕も使い方が分からなさすぎて、一回フォロー外したら二度と使えない気がしてずっとそのままにしています。

フォローしたら、トーク画面の下にメニューがあるので、その中から「数字閃視」という項目をタップしてください。これで変換練習ができます。僕はこの機能しか使っていません。これを使うためだけにWeChatを入れている!!(と言いつつ中国の選手や友達とのメッセージにも使っています)

なぜここまでしてWeChatで変換練習をしているかと言うと、スマホで見やすい、スピードを調整できる、桁数が多い、からです。

移動中や休憩時間などの隙間時間をいかに使えるかが、レベルアップには大事なことだと思います。
僕はがっつり練習する時は家でメモリーリーグをして、お風呂や歩いている時は頭の中で場所を辿るか変換練習をして、それ以外の電車の中や休憩時間などスマホを使える時はこのツールか後述の別のアプリでの練習をしています。それぞれの練習内容については別途noteに書きますね。

スマホでメモリーリーグを使っても良いのですが、かなり見にくいです。また、メモリーリーグで変換練習もできるにはできますが、桁数の上限が80桁ですぐ終わってしまうのが難点でした。
そこで僕はWeChatを使っています。
「間隔」という欄に「0.7」など数字を打つと、何秒で次の数字を表示するかを決められます。それが200回(これも任意で設定できる)次々に出てくるので、なかなか途切れず快適です。しかも2桁表示ができる。
合計400桁が休みなく自動で表示されるので、とても良い練習になります。僕は0.7秒でやることが多いので、140秒ですね。電車でちょうど次の駅までやろう、と思って練習できるので重宝しています。

ちなみに数字閃視以外にも、2進数の変換練習やカードの練習、スポークンなどもできます。10種の大会の時はよくこれでスポークンを練習してました。

中国語力もあるに越したことはないですね。大変だ。

⑧Anki

Ankiでも良いですし、その他の単語帳アプリでも良いです。何かと何かを1対1で結び付けて、繰り返し復習できるものであれば有用です。

メモリースポーツで使う場合は、まずは変換の定着に使うのが良いと思います。メモリースポーツを始めたての段階ですね。
単語カードに「15」と書いて、その裏に「イチゴ」と書くか「イチゴの画像」を登録します。それを全部のカードと数字の分だけやって、ひたすら回しまくるのが良いでしょう。

僕が今使っているのはInterNames用です。裏には何も登録せず、ひたすら表に過去出てきた名前を登録しまくって、隙間時間に見るようにしています。
効果があるかどうかはまだ分かりません…Interは試行錯誤です。

⑨Spoken-Numbers

スポークン専用のソフトです。マニアックですね~。GitHubで公開されています。
これも10種のために使っていました。スポークン系では一番使い心地が良かった気がします。速度調整や桁数調整がしやすいのがオススメです。

メモリーリーグしかやらない人も、スポークンはたまに練習してみると良いかもしれません。僕は10種の時はスポークンによって変換速度が身に付き、数字種目全体に良い影響を及ぼしました。


以上、メモリースポーツの練習に便利なツールの紹介でした。
かなりニッチなものも入れたので何かは初耳だったかと思います。

そもそも記憶術ってどこで学べば良いのか?みたいな情報の整理も今後していけたらと思います。

では良いメモリースポーツライフを!


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