双極性障害の診断の難しさ
私自身はいきなり双極性障害と診断されたわけではなく、最初は鬱病、不安障害、適応障害など他の気分障害だと診断されていました。
それを疑うことはなかったです。
ただ自分はストレスの発散が本当に下手で、常に自分の中に溜め込んでしまう傾向がありました。
あともともとお金の管理が苦手だとは感じでいましたが、ある時にタガが外れてホストクラブで豪遊していました。
当時はホストクラブはお金の手持ちがなくても飲めてしまう売掛制度がありました。
誰か1人のホストに入れ込むというよりは複数のお店のホストに分散してお金を使っていました。
たくさんの人にちやほやされたかったんだと思います。
その時も仕事はしていたのですが、だんだんホストクラブ中心の生活になり仕事は休職してしまいました。
確かその時の主治医に言われたのはアルコール依存症と性依存です。
そうなのかな?お医者さんが言うならそうかも?くらいの感想でした。
でもその時は自分で考えることはやめて、先生のいうことを聞き自分の異常さを自覚するしかなかったです。
家族も異常なくらい心配してくれていました。外に出たらどこにいるの?いつ帰ってくる?などのLINEが来て、それにも疲弊していました。
毎日頭がおかしくなりそうだったので精神科に任意で入院させてもらいました。
予定では3ヶ月くらいでしたが、わずか1週間で出てきました。
耐えられませんでした。
病院ですごすストレスと家で過ごすストレス、家の方が良いと思えました。
高い入院代を使って得たものは、自分はアルコール依存症でも性依存でもないという確信と躁状態でした。
入院中あくびが全然出なかったんです。どんだけ緊張してたんだろう。ほぼ寝られなかったし頭が覚醒していました。
そこから今通っている病院にうつり、半年以上通院したあとやっと双極性障害と診断されました。
もっと早く気づいてほしかったなという気持ち半分、やっと治療がしっかりできるという安堵感がありました。
思えば20代からおかしい動きをしていた自覚はありましたが、やっとそれが病気と認められたことで腑に落ちました。
今は気分の波をあまり作らないように過ごしていますが、いつまた突拍子もない動きをしてしまうのかと少しこわい気持ちです。
まだわからないことが多い病気なので、言葉にして主治医に伝えていくことが大切だと最近は思っています。
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