見出し画像

モーニングコーヒーに行く、だけで

わたしはパニック障害になる少し前から、現在も外出先で体調を崩します。

そのため、体調がましになった今でも、気軽に「モーニング行こうぜ」と言われても色々不安です。

パートナーはADHDのため、衝動的に行動します。ただ、聞いたところでは、わたしの為に気は使ってると言っているのです。

さらに聞いてみると、気を使っているのは、病気になる前の、30年前のわたしに、だったことが判明!

当時のわたしを好き勝手に振り回したから、わたしが病気にかかったのでは?

確かに当時なら、身体はうごいたけど、行った先で遭難しかけたりしたじゃないか。
崖の上で日が暮れて危険な目に何度か遭っている。

覚えてないんだろうな…

それで「オレはこんなに気を使ってるのに〜」と言われても。それは、わたしの顔をした別人。

発作でのたうち回って、救急車に担ぎ込まれた、15年前のわたしを基準に考えてもらわないと、今のわたしは困るのです。

こちらで考えて、まずはわたしが決めることを伝えた。

動けるかどうか、わたしが判断する。
判断は時間がかかる。1時間くらいかかることも多い。
しかも結局、発作が起きることがある。半分は失敗する。わたしから見れば、メンタルブロックが発生するのだ。

彼は簡単にわたしのメンタルブロックをうず高く積み上げていく。
罪意識も自覚もない。これが、カサンドラの正体なんだろう。メンタルブロックが大量になると、心の病にかかる人が多いそうだ。

で、ぎりぎりで判断し、体調が悪くなったらすぐ帰ると決めて出かけることにした。

空気がいいね、外へ出て良かったなんて言葉はまず出てこない。
無事帰れるか、発作出ないか、しか考えてない。そのくらいパニック障害の人の頭の中は、外に行くのがつらいのだ。

これを毎回言うのが、本当にめんどくさい。

家に薬なしで帰って、やっとホッとする。今回はブロックを増やさずに済んだ。

毎日のパフォーマンスを上げる以前に、これ以上下げないことばかり考えないといけない。

説明しても忘れるし、自分が気持ちいいことが出来ないと怒るし、自分の時間を取らないとやっていけないのは、こうして考えると当たり前だ。

わたしのパフォーマンスを上げるために、一人の時間を大切にしよう。

未だに「外へ出ないと気晴らしにならないから、出かけよう」と言ってくる。自分のやって良かったの押し付けを共有と勘違いしてる。
あなたはweb記事じゃないのだ。スルー出来ないのだ。

喫茶店さん、モーニング持ち帰り許してください!なんでモーニング持ち帰りはチケット使えないのよ、某コーヒー屋さん…

人混みで倒れそうな患者より。
すごい人だった。

この記事が参加している募集

#多様性を考える

27,976件

フォロワーさん、じゃない方、いつもたくさんの方に読んでいただいてとてもうれしいです。ありがとうございます。