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ものづくりを仕事にしている理由は、言語化する必要があった。

私が今もこれからも、つまづき、そしていちいち説明しなければいけない事なので、定期的に基本に戻って説明します。しつこくてすみません。

私は編み物や他の技法で、人形を作ることを仕事にしています。

本当なら編み物全般で仕事を受けたいと思っていましたが、あみぐるみ以外の、たとえばセーターや小物、カバンやショールなどもデザインして発表していましたが、それはそれは全く反応なかった。

その際、家の者に「お前はセンスがないから」と言われて、もがきながら自分の生きるジャンルを探していた時期を経て、今がある。

のですが、実は家の者、私が何をやろうが、全部否定する人だった。

つまり、私が自分を深く追求して言語化して、自分のしたい事(ここでは編み物)を、誰にでも分かりやすく、ポートフォリオのように説明しなければいけなかったのです。ほんとはね。

当時の私は気づいていなかった。人気が出て仕事になれば、説明不用で応援してもらえると、のんきに考えていました。

だって、こんなにお客様に見てもらって、作品売ってもまだ認めてないからね。家の者は。

次のステージが近づいているかもしれない。

私はあみぐるみばかり最近は作っていますが、今の課題が出てきています。それは、自宅にある私の編みたいものの材料が、あみぐるみの仕事が多くなりすぎて手をつけられなくなっている事。

平たく言えば散らかってる、なんとかしろ!と言われてる。

糸はメーカーさんが作っている。メーカーさんとしては、うちの糸を使った作品が欲しい。そこで仕事を受けた所属団体の方が、その仕事を回してきています。

しかし、これがプロの仕事ではない。正直オーディションかコンペで、仕事が取れるかどうかわかるのは半年後。その間SNSに出すこともできない。お金にも宣伝にもならないのに、ボツになる可能性大。

時間拘束したら会社なら給料が出ますが、この団体なんも出ません。

たくさんのプロ未満の作家さんがいるから出来ることで、ある程度作品を出したら売れる状態になってしまった立場で、このコンペ受けて数ヶ月死にかけた。
作品作りかけも完成も発表出来ないのが、こんなにしんどいとは。

この状況を、去年3月からやっていて、解放されたら散々遊ぼうと思ってたら、父の件で飛ぶ。

今の私の年齢ですと、身内周りがステージが変わってって、毎年のように誰かが亡くなったり、パートナーや義姉も年金生活、介護の可能性もあるしで、それをこなしながら、仕事やライフワークをする。

そこへまた、コンペが数回。

その結果、お金にも知名度アップにもならず(いや作品は結局売ったので少しはお金になったが)、家にある、私がしたかった事の材料が山積みのまま放置。

これをネタに家のものは、猛攻撃。最初は散らかすな、だったのに、お前はモノを愛しすぎって言い始めたものだから、何事?ってなって。

すごい調べて、いくつか原因を突き止めて、このnoteの記事にしました。
でもこの間お医者さんに聞いたら、正確には本人を調べないと判断出来ないそうだ。うーん。

みんな仕事が原因だよう。
愛なんか関係ない。

それもこれも、自分のポートフォリオを用意してなかったのが一番の原因。もっと「私はこれをやります」宣言をする必要があった。
文句言われても、自分が主人公の中でのポートフォリオなのだから、判断する権利を持つのは私だけ。

興味本位であれこれもするが、本当にしたくてたまらない事は、何年でもやりたいし、変わりはしない。

誰かが好きって言ってくれるからやるのとは違う。

いいねの数、アクセス数、そんなのじゃない。市場とも関係ない。
それをやって、市場開けたらラッキーかもしらんけど、それはやってみないとわからん。

トライさせてくれ、と言ってるだけなんだ。介護も、家事もして、ライフワークや仕事をしてるのに、何故向いてないとか言う言葉で片付けようとするのか全くわからない。私の母や手芸店の人に謝ってくれ。

でも、minneの和田まおさんがこの間言ってましたけど、ものづくりを理解されてなかったり、仕事がそもそもこなせない程になり、破綻してしまうことは、あるそうだから、そのために、言語化、ものづくりの理由づけはした方がいいと。

私は仕事する前に破綻しかけてますけどね。。

「編むことは私が9歳から50年近くやってきた事。その中でレースを編む事は、小学生の私を育てた人生の大事なコアになっている。」


今はあみぐるみ界が私を必要としてくれているけど、レースは常に私の中で生き続け、いつでも花開くのを待っている。そのための糸を捨てることは今は出来ない。


病気になって買い物症候群になってると勘違いしているようで、おかげで小遣いほぼゼロにされちゃったし、仕事の材料すら買えない。でも私は何でもかんでも買っているわけではないし、パニック障害はそんな病気ではない。

最近はメーカーさんからの依頼以外でも、毛糸をいただくことが増えてて、もう置く所がない。

破綻しかけているといったら、実はあみぐるみの方なのだ。

しばらくマイペースで、コンペもやめた方がいいかもしれない。でも今年はまだやめられないかもな。

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