【遺跡探訪52】大雨のバプーオン(東門のみで断念)
3週間ぶりにアンコール遺跡を訪れると、季節が変わったかのようでした。雨季の終わりの、予測できない雨。通常は夕方にざっと降るだけなのですが、今回は明け方まで雨が降り、朝なんとか止んだかなというところで出かけました。
アンコールワットの水濠まで出ましたが、かなり空が暗いです。
このアンコールワット環濠の外を歩いて一周するのは一度やってみたいです。実は北側など、まだ通ったことがありません。
この日(10月29日)は国王即位記念日で祝日でした。そのため、外国人観光客よりも正装した地元の参拝客が多かったです。アンコールワット前は大渋滞でした。
バイヨンの南大門前より。空気は澄んできれいでしたが、向こうの空が怪しい色です…真っ暗。
南大門前まで来ました。
バイヨン前で雷が鳴ったので、屋根がある一番近い小屋(プレアピトゥ前)のレストランに駆け込みました。朝ごはん食べちゃいます。食事と飲み物で10ドル近くの強気の店でしたが、仕方ありません。
雨は結局弱かったので、様子見しながらバプーオンの方へ戻りました。
祝日でしたので、バイヨンとバプーオンの間にある、ワットプレアゴックでも伝統的な儀式を行っていました。
さらに北へ向かうと、恐らくバプーオンの一部であっただろう石がごろごろ。バプーオンの周辺はこういった元々寺院の一部だった石が多く、寺院に登って上からみるとその様子は神秘的です。
祠堂に続く長い廊下が見えます。今日はここを5年ぶりに渡る予定でしたが、この時になって雨が強くなってきました。
東門、バプーオン寺院と同じ幅に作られています。アンコールワット西門(正門)を予期させるデザインです。
東門より、700m先のバプーオンを見ます。結構雨が強くなってきました。門だけ見て帰るか悩みます。
デヴァターが数体彫刻されているようなのですが、見つかりません。雷が鳴っているので一つ見つけたら帰ろうと思いました。
デヴァター見つかりませんでした。一枚だけ寺院の写真を遠くから撮って早足で帰りました。
ところで、今回の10月の帰国ではカンボジアと季節が違ったので、地元のユニクロでは何も買わなかったのですが、最後の成田空港で「もしやこれは(意外に寒い)11〜1月の遺跡への道で必要かもしれない」と購入したのが綿入り巻きスカートです。
これ、いきなり大正解でした。吹きさらしの遺跡近くの屋根だけのレストランで、濡れて凍えている人もいましたが、念のために持ってきた巻きスカートが活躍しました。
12月の朝日鑑賞・アンコールマラソンへ行く早朝・東南アジア長距離バス(クーラー効きすぎて寒い)などでも活躍すると思います。スナップでずり落ちないし、寒がりには最高です。