【遺跡探訪35】アンコールトムの城壁を歩いてプラサットチュルンへ(Prasat Chrung 13世紀)
朝5:50出発
昨晩は豪雨で、今朝起きたらひんやりとした空気でした。気温は25度。2ヶ月続いた酷暑期がやっと終わったようです。
先々週ここを通った時には無かったのですが、アンコールワットの通り(シャルルドゴール)に、セブンイレブンが出来ていました!この辺りのホテルが営業再開し始めたので、需要があるのでしょう。在住者としてはちょっと嬉しいです。
ジャヤヴァルマン7世病院の目の前です。
昨夜の豪雨のせいか、気温が下がっています。空気がきれい。
SEA Gamesも終わって、露店もきれいに撤去したようです。
プランCのプラサットチュルン
先日シェアオフィスのオーナーが勧めていた森の奥深くにある「タ・ネイ」に最初行く予定でした。前日の夜にガイドブックを読んでいるうちに、雷雨になり、雨は止まず、これは舗装道路ではないタ・ネイは今回は道路が冠水しているかもしれないと、プランBのタ・プロム・ケル(ジャヤヴァルマン7世の施術院)にしました。
タ・プロム・ケルまで来てみると…
何と修復中で形が全くありませんでした。涙。。。先日のプラサットトップ西よりも更に残念な姿に。
それなら、気温がちょっと下がって曇っているこんな時こそ、アンコールトム南大門からひたすら城壁を歩くプラサットチュルンに挑戦しようと、プランCを思いつきました。
今日のマップ
昔は南大門の横の階段を登れた気がするのですが、禁止になっていました。そこで歩行者と自転車の通行路を見つけました。
上に登りました。
いい眺め〜
長い距離ですがずっといい景色
城壁は、万里の長城みたいな石畳(そして更にボコボコの道)をずっと歩くのだと勝手に思っていました。登ってみると、森の散歩道です。石畳より歩きやすいと思いました。これはいい!知っていたら、もっと早く来ていたなあ。
雨上がりなこともあり、空気がとてもいいです。
横を見れば環濠。
意外と道幅もそこまで狭くありません。版築で突き固めたのかもしれません。
右を見れば環濠があるので、景色も飽きません。
向こうに明かりが見えました。ドキドキします。
1.5km歩いた先の遺跡
ガイドブックにもPrasat Chrung "s" とある通り、プラサットチュルンは環濠のそれぞれの角にあって、全部で4基あります。
来ました!!雨の後の遺跡は美しいです…!
門は西向きにありました。このリンテルが良かったのですが、強い逆光で全く写真に写りませんでした。
環濠の南東角。
建物が一番残っている「南東(SE)」
4つのプラサットチュルンの中では、この「南東」が唯一上部の塔が残っているのだそうです。それでも他の遺跡に比べると、崩壊は進んでいるように見えます。
ガイドブックには「東部の観世音菩薩(ロケシュバラ)が一番の見どころだが、前庭の崩壊を防ぐための木枠で見えなくなっている」とありましたが、木枠は取り除かれていました。よく見えました。かなり仏教的なペディメントです。
デヴァターも多いです。顔が削り取られているものもありました。
床に置かれたペディメント。
この後ろを、フランス語を話す2人組が自転車で北方向へ颯爽と走っていき、城壁を一周できることを知りました。
デヴァターの顔が削り取られてしまっています。
中央祠堂の入り口の
内側は、文字ではなく花の浮き彫りでした。
アンコールトム 南大門まで戻ってきました。この角度からの眺めが新鮮です。阿修羅も神々も、すべて後ろを向いています。
環濠の外側から。この城壁の上を歩きました。ここからボートに乗り、直接プラサットチュルンに行くこともできるそうです。聞いた話ですが、一人25ドルだそう。
8:30am、この時にはたくさんの観光客が来ていました。
朝市見つけました
帰りに王室別邸前の公園にて、朝市をやっているのを発見しました。
野菜や果物だけでなく、地元の蜂蜜やカシューナッツ、ココナツオイルなども売っていました。これは楽しい。結構買い物してしまいました。毎週日曜日にやっているのでしょうか。
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