【遺跡探訪45】想像の10倍良かったプリア・パリライ(Preah Palilay, 12世紀)
ベトナム・ホーチミンで訪れた歴史博物館にはカンボジアコーナーがあり、プリア・パリライの守門神ドヴァーラパーラ像が収蔵されていました。頭の中でのイメージが新しいうちに、この像のホームを訪れることにしました。
プリア・パリライはアンコールトム内にあることも、旧王宮の北にあることも知っていましたが、正確な場所やどんな寺院であるかはよく知らなかったです。
本日のマップ
今日は、シェムリアップ川を北上し、ワット・プリア・エンコサイ前を通るルートでアンコールワット方面へ向かいました。
市街地と言っても、パブストリートなどの中心部からは離れています。この裏にフランス人が経営しているシェアオフィスがあり、少しの間お世話になりました。静かでとても良いところです。
アンコールワット環濠に着きました。
そしてアンコールトム 南大門。
さて、プリア・パリライは直接行くことができず、テッププラナムを通って裏に抜けます。案内板などもなく、スマホのGoogle Mapが頼りです。
左にはライ王のテラス。
テップ・プラナムの奥を行くと、このような車止めがあり、さらにこの先の道を進みます。
Preah Palilay着きました
ナーガが素晴らしいです。私だけの発見と思っていたら、後からガイドブックを見るとちゃんと「見どころ」のところに書いてありました。
門も中央祠堂も想像以上の迫力
この門、写真だと表現できないかもしれませんが、思ったより大きいのです。最近行ったタ・ソムやタ・ネイなどが、門がそんなに大きくなかったので、それと比べてしまうのかもしれませんが、高さがかなりあります。
ジャヤヴァルマン7世時代の寺院は、その後の反仏教運動で仏像という仏像が削り取られているのですが(プリヤ・カーン、タ・プロームなど)ここは綺麗に残っています。
無理して内部に入り、↑ここから出てしまいました。蜘蛛の巣だらけになるし、階段の踏面は信じられないくらい狭く、ドアから出たら落ちちゃってゲームオーバーになるファミコンのゲームを思い出しました(アトランチスの謎)。
横の石積みが切れたところから入れるので、無理に門を通るのはおすすめしません。
ドヴァーラパーラ像のホームと対面
ここでした。とにかく高い!写真でわかりますでしょうか。巨大なのです。
木が生え苔むして大地と一体化した中央祠堂。言葉が出ません。
登れるところは登るがモットーですが、夜中に雨がふったため滑るリスクを考えてやめておきました。かなり崩壊も進み、特に中央祠堂に彫刻が残っているわけでもなさそうでした。
ですが、このアンコールの自然とこんなに巨大な建造物を建てたその当時の状況や、なんでドヴァーラパーラ像だけがベトナムにあるんだろう(ギメ美術館などにもたくさんあるわけですが)色々なことが頭をよぎり、しばらくこの巨大な建造物から離れることができませんでした。
おまけ(韓国カフェ)
帰りに気になっていたPopleという韓国カフェに行きました。周囲のカフェよりちょっとお高めですがクロワッサンとカフェラテ美味しかったです。トータル5ドル弱でした。
シェアオフィスやEバイクの貸し出しもやっているそうです。
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